悲鳴のあげ方や悲鳴の内容は別として、悲鳴をあげること自体は困っている人や組織が存在するということを認識させるのに役立つので博物館協会Good Job! だって、こういうことで困っているところがあるとはみんな知らないし。
だいたい都道府県に1つは国立大学の機関リポジトリがあるから、各都道府県ごとに博物館、図書館、文書館、公民館(MLAK)の刊行物を格納してもらえば良い。国立大学はその地域の知識ハブになるのが目的なのだから、その機関リポジトリにMLAKの刊行物が相乗りしても理屈上は変ではない。
たとえば、埼玉大学機関リポジトリは既に相乗り状態。たぶん、埼玉県のMLAKは埼玉大学に申し出れば相乗りできると思う。
SUCRAは平成24年2月現在、埼玉大学、文教大学、城西大学、埼玉女子短期大学、跡見学園女子大学、国立女性教育会館、駿河台大学、淑徳大学国際コミュニケーション学会、埼玉純真短期大学、埼玉県立大学、共栄大学、埼玉東萌短期大学の12機関が、学術雑誌掲載論文、紀要論文、科学研究費補助金成果報告書、学位論文、研究発表プレゼン資料、さらには所蔵する貴重資料などを登録し公開しておりますが、さらに埼玉県地域共同リポジトリ形成事業への参加館拡大、県内諸機関との連携、研究者総覧との連携を核としたシステムの再構築などを行い、コンテンツの充実・拡大、システム面での機能向上を図っていく予定です。
(埼玉大学機関リポジトリ:学術情報発信システムSUCRAの概要より)
問題となるのはマンパワーだけど、著作権処理およびメタデータの準備、PDFの作成を各博物館が行うならば各機関リポジトリ担当者も我慢できる範囲じゃなかろうか(たぶん、刊行物って年1ぐらいだろうし)。年に1度、刊行物の電子ファイルを市町村→都道府県→国立大学機関リポジトリとカスケードしてもらえれば、なんとかなるんじゃなかろうかと。