むしろパーマリンクの重要性が増している

以下のエントリーは、どの情報をストックしておくのかとストックした情報にアクセスする手段であるパーマリンクを混ぜて論じている。

Web上のコンテンツをスナップショットとして保存し、それをシェアするサービスが生まれて、それがSNS上のスタンダードになればフロー中心のやりとりにおけるパーマリンクの役割は終わったと言えるけど、まだそんなサービスはでていない。

フロー中心のやりとりだからこそ、参照点としてのパーマリンクが重要になっていると思う。後から見返すことができることのできないメディアの凶悪さは東日本大震災で嫌というほど体験したし。

忘れられる権利はストックした情報をいつ消すのかの話。Web上のコンテンツのスナップショットを保存し、シェアするサービスが普及したときの方が、忘れられなくなる。これの例はWinnyで流出した各種情報を思い出してもらえれば良い。パーマリンクを提供することでローカルに保存する必要性を無くした方が情報の流通を制御しやすい。

ただ、上記のエントリーで述べられているように「どの情報をストックしておくのか」というのは検討されるべきことだと思うし、「ストックしないことを保証する」というのは新たなビジネスチャンスであると思う。