科研費申請するみなさん 新e-Radへの連絡先メールアドレスの登録をお忘れなく

1月半ばから、府省共通研究開発管理システム(e-Rad)が新しくなりました。大学教員のみなさんにとっては、科研費申請するときの入り口でお馴染みのシステムです。

このe-Radの更新から、e-RadとReaD&Researchmapの連携が開始されました。

科学政策ニュースクリップ:ReaD&Researchmapとe-Radの統合〜若手研究者の声が政策ににかかれているとおり、研究者の声が政策に反映されたものです。

これは、若手研究者の声が政策に反映されたケースとして、重要だと思っています。

2010年、神経科学者SNS事業仕分けコミュニティ」は、「これからの科学・技術研究についての提言」を発表し、総合科学技術会議日本学術会議に送付しました。〜中略〜
提言を中心になってまとめた宮川剛藤田保健衛生大学教授は、その後総合科学技術会議の科学・技術ミーティングin大阪や、文部科学省の研究費を効果的に使用するための予算制度の在り方に関する意見交換会に出席され、こうしたことがきっかけになり、文科省関係者と議論を重ねててきました。宮川教授の意見を受けた文科省の各部局の担当者の尽力もあり、今回のJSTの発表に至ったわけです。関係者の皆さんに御礼申し上げたいと思います。

せっかくなので、ReaD&Researchmapにページを持っている人は、e-Radと連携させましょう。

新e-Radでは、必ず以下を行わなければなりません。何かの研究費への申請直前に慌てるよりは、今のうちにちゃちゃっとやってしまいましょう。

  1. ログインIDとパスワードの再発行(自分で決められる)
  2. 連絡先メールアドレスの登録

また、私が直面したトラブルに着任日がおかしかったというものがあります。新e-Radでは、所属機関着任日というデータが加わっています。私はこの日付がおかしなものになっていました。e-Radに登録されたデータはいろいろな研究費申請および科学政策の基盤になるデータですから、正式なものに直しておいた方が良いと思います。

  • 問い:旧システムにはなかった情報で新システムで必須となっている項目に「着任日」がありますが、これは全研究者情報に改めて登録する必要があるのか、それとも今後新規登録する分から必須になるのでしょうか?
  • 回答:新システムでは研究者の着任日について、すべての研究者に登録が必須となります。ただし、旧システムから移行した研究者については、旧システムに登録した日を着任日としてデータ移行しております。そのため、事実誤認等がなければ、改めて修正いただく必要はありません。

e-Rad FAQ:旧システムから移行した研究者の着任日についてより)