やりながらメモ。
Linux側の状況
emacs + Rinariで開発。各ソフトウェアのバージョンは以下のとおり(カッコ内はバージョンを調べるコマンド)。
- Ruby 1.8.7 (ruby -v)
- Ruby on Rails 2.3.2 (rails -v)
- Ruby Gems 1.3.1 (gem1.8 -v)
- SQLite3 3.6.18 (sqlite3 --version)
Windows XP SP3へのNetBeans IDE 6.7.1のインストール
ja:NetBeansからダウンロード。今回はRuby on Railsでの開発だけを考慮するのでRuby版をインストール。
インストールのやり方はかんたんRuby on RailsでWebアプリケーション開発を参考に行う。NetBeansのインストール時点でJRubyとRailsがインストールされているが、上述の書籍では別途Rubyのインストールからはじめていたのでそちらに従う。
Ruby Forge:One-Click Installer - Windowsをインストール。ダウンロードしてダブルクリックをしたらインストールは始まる(途中でRuby Gemsもインストールするか聞かれるので「Enable Rubygems」をチェックすること)。特に指定しなければC:\Rubyにインストールされる。
RubyGemsのアップデートをする。「Ruby Gems Package Manager」を起動する。(「スタート」→「すべてのプログラム」→「Ruby-xxx-xx」→「Ruby Gems」→「Ruby Gems Package Manager」)
% gem install rubygems-update % update_rubygems
2009年11月4日現在、RubyGems 1.3.5となった。
Ruby on Raisのインストールを行う。
% gem install rails
2009年11月4日現在、Rails 2.3.4がインストールされる。
次にSQLite3をインストールする。SQLite3:Downloadから「Precompiled Binaries For Windows」のsqlitedllをダウンロードする。2009年11月4日現在はsqlitedll-3_6_19.zip。ダウンロードしたものを解凍し、sqlite3.dllとsqlite3.defをC:\Ruby\bin以下にコピーする。
次にsqlite3-rubyをRubyGems経由でインストールする。「Ruby Gems Package Manager」を起動し、ターミナルで以下のコマンドを入力。
% gem install sqlite3-ruby
2009年11月4日現在、Warningが出まくる。
まず、Java SE Development Kit (JDK) 5 Update 19 (version 1.5.0_19) 以降 (JDK 6 Update 14 を含む) がインストールされているかどうかをチェックする(「スタート」→「コントロールパネル」→「プログラムの追加と削除」でチェック)。
Ruby用のNetBeansをja:NetBeansからダウンロード。私は、Rubyをインストールする前にNetBeansをインストールしていたので、デフォルトのRubyプラットフォームがJRubyになっていた。2009年11月2日時点では、インストール終了後のソフトウェアのバージョンは以下のとおり(括弧内はNetBeansを立ち上げたあとにどこを見れば確認できるかを表している)。
- JRuby 1.8.6 (「ツール」→「Ruby プラットフォーム」)
- Ruby on Rails 2.3.2 (「ツール」→「Ruby Gems」)
- Ruby Gems 1.3.1 (「ツール」→「Ruby プラットフォーム」)
- SQLite3 (インストールされていない)
これを先にインストールしたRubyに変える。「ツール」→「Ruby プラットフォーム」で「プラットフォームの追加」でRubyを追加する(C:\Ruby\bin\ruby.exeを選ぶ)。一応、JRubyをプラットフォームから削除しておく。
また、「ツール」→「RubyGems」を開き、Gems関連のインストール済みファイルを更新しておく。2009年11月2日時点では、ruby-opennglの60.0から60.1への更新がうまくいかなかった。とりあえず無視。
動作確認
ちゃんと動くか、新規プロジェクトを作成してみる。
- NetBeansを立ち上げる
- 「ファイル」→「新規プロジェクト作成」
- 「Ruby on Railsアプリケーション」を選択して「次へ」
- プロジェクト名を「railscheck」にして「次へ」
- データベースアダプタを「sqlite3」にして「次へ」
- 「完了」をクリック
- プロジェクト名の「railscheck」にカーソルを合わせて右クリック→「生成」
- ジェネレーターを「scaffold」、モデルを「person」、属性ペアを「person:string age:integer」として「了解」をクリック
- プロジェクト名の「railscheck」にカーソルを合わせて右クリック→「実行」
- Webブラウザで http://localhost:3000/people にアクセスし、名前と年齢の入力ができたらNetBeansとRails、SQLite3のインストールはうまく行っている。
Linuxで動いてたプロジェクトの移行
Subversionで管理していたので、TotoriseSVNを使ってプロジェクトをチェックアウト。その後、NetBeansを立ち上げて、「ファイル」→「新規プロジェクト作成」→「既存のソースを利用したRuby on Railsプロジェクト」を選び、Linuxから持ってきたプロジェクトをインポート。
その後、WebRickを立ち上げようとするも「Webサーバに接続できませんでした。http://localhost:3000/を表示できません。」というエラーメッセージがでてWebRickが立ち上がらない。
Linux側のRailsプロジェクトのバージョンをNetBeans側にあわせたら無事に動いた。これで、Subversionを通じて、Linux(emacs + Rinari)とWindows側(NetBeans)で協調して開発できる。よかった。