大学の選択に大きな影響力をあたえるのは母親、次は高校の先生

ソースはないけれども、受験産業の方から聞いた話によれば、高校生の志望大学決定にもっとも影響力があるのが母親とのこと。志望大学決定に影響力があるのであれば、当然、予備校選定にも影響力があると思う。よって、納得の戦略。

大学は、受検者を増やしたい場合には高校生ではなく、そのお母様たちが興味を持つメッセージを送るようにしなければならないのだろうなぁ。特に工学部。お母様たちの印象を良くして、お子さまをぜひ工学部に。そのためには、お子さまたちのキャリアプランをお母様たちにわかりやすく提示するのが重要かな。

今の30代後半から40代前半のお母様方には、工学部の出身者が少ないはずなので情報が少ない。お父様方が積極的にお母様方に工学部のよさをアピールしているとは思えないので、お母様方の工学部に対するイメージは0に近いと予想される。製造業が集約化され、サービス業が大幅に増えたことから、工学部=製造業というイメージを持たれると先行きはそれほどよくない(少なくともパイは大きくならない)。子供に幸せになってほしいのが親の基本姿勢だから,不安定な将来しかイメージできない進路にお母様方が積極策をとらないのは合理的な考え方。さて、どうかえればよいのやら。