ここ数年の初回講義時に学生に伝えていること

結構前に初回講義時(ガイダンス)に学生に伝えていることをエントリーにした。
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  • 飲み物はOK(においの強いものはだめ)
  • 食べ物はダメ
  • 帽子はダメ
  • 私語はダメ
  • 途中退席には白い目(授業がわからなくて単位落とすのは自業自得)
  • 遅刻には白い目(授業がわからなくて単位落とすのは自業自得)
  • 内職には白い目(授業がわからなくて単位落とすのは自業自得)

最近は上に加えてSNSとスマートフォンについての希望も述べている。

  • 録音、録画、写真はOK。
  • ただし、講義資料などで本の図などを使っているので、自分の復習用とし、SNSなどネットににアップロードしないこと。
  • 基本的には講義で使っているPowerPointは講義後にダウンロードできるようにするので、写真とる必要性はない。

教員ごとにどこに線を引くのかが異なるのでガイダンス時にちゃんと伝えておいたほうが良い。

参考

3.5 学生と契約をしよう

 授業中の私語、携帯電話、途中入室、途中退室、レポート提出ルールの無視は、すべての教師の悩みの種です。それと同時に、授業をきちんと聴きたいという学生にとっても、最大の迷惑であることを忘れてはなりません。こうした一部の学生のルール違反を放置する教師は、学生からの信頼を失いかねません。

  教室から私語を根絶する、ということはおそらく不可能でしょう。しかし、すぐにでもできることはあります。学生にこれらの行為がルール違反であることを伝えることと、自分はそれを許さないという姿勢を示すことです。これらを「常識だから」と言って学生に伝えずに放置し、我慢の限界を超えたところでいきなり爆発、というのはお互いの精神衛生によくありませんね。「常識」は、伝えられなければ常識となりません。

  受講のルールを伝える最もよい機会は、初回の授業をおいてほかにはありません。配付するシラバスの中に、こうした受講のマナーを含む学生と教師の契約事項を書いて互いに確認しておくのもひとつの方法です。たとえば、次のような事項について、明確なルールを伝えておくことができるでしょう。

  • 授業中に私語、携帯電話、途中入室、途中退室はしない。
  • 時間どおりに授業を始め、時間どおりに終わる。
  • 資料配布のルールを決める。
  • レポート提出のルールを決める。
  • 授業時間外の指導についてのルールを決める。