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学芸員はがん発言

山本幸三議員はリフレーション政策に理解があるみたいなのでこういうとんでもない発言して罷免されるのは残念。

以下、メモ。

山本幸三・地方創生相の発言

山本幸三・地方創生相が16日、大津市内のホテルで開かれた滋賀県主催の地方創生セミナーで、文化財観光の振興をめぐり見学者への案内方法やイベント活用が十分でないことを指摘し、「一番がんなのは学芸員。普通の観光マインドが全くない。この連中を一掃しないと」と発言した。

学芸員は博物館法で定められた専門職員で、資料の収集や保管、展示、調査研究などを担う。今回の発言はセミナーでの講演後、滋賀県長浜市の藤井勇治市長から「インバウンド観光振興について助言を」と質問された際にあった。外国の有名博物館が改装した際のことを引き合いに出し、「学芸員が抵抗したが全員クビにして大改装が実現した結果、大成功した」などとも述べた。

朝日新聞:「学芸員はがん。連中を一掃しないと」 山本地方創生相より)

発言は会場からの質問への回答。山本氏は京都市の世界遺産・二条城で英語の案内表示が以前は無かったことなどを指摘した上で、「文化財のルールで火も水も使えない。花が生けられない、お茶もできない。そういうことが当然のように行われている」と述べ、学芸員を批判した。
毎日新聞:山本地方創生相「学芸員はがん。一掃を」より)

山本幸三地方創生担当相は17日、外国人観光客らへの文化財などの説明、案内が不十分として「一番のがんは文化学芸員」などとした発言について「適切ではなかった。反省しており、撤回しておわびしたい」と述べた。東京都内で記者団に語った。
毎日新聞:「がんは学芸員」発言を撤回より)

大英博物館の改装について

○西田実仁君 この地方創生加速化交付金事業としては、今日お手元に委員の皆様にもお配りをさせていただきました。
〜中略〜
 そこで、山本大臣にお聞きしたいと思います。
 広域連携、官民連携の下に地域の稼ぐ力を高める取組を支援していくことが重要であり、その際、東京オリパラというタイミングを最大限に活用してその取組を加速させていくということが地方創生の観点から大変に重要になるのではないかと考えますけれども、大臣の御所見を伺います。


○国務大臣(山本幸三君) 全くおっしゃるとおりだと考えております。

私も、地方創生というのは地方の平均所得を上げることだと定義しておりまして、地域が稼ぐ力を涵養していただかなければ持続的な成長ができないと思って強調してまいりまして、そういう意味で、先ほど御紹介の交付金を使っていただいて地域の連携の下に稼ぐ取組をやっていただいていることは大変有り難く思っておりますし、これこそ地方創生の一番のポイントじゃないかなと思います。

これは、そういう広域連携、官民連携を図って稼ぐ力を高めていただくということについては、今回のまち・ひと・しごと創生総合戦略の改訂版でも考えておりますし、あるいは推進交付金等においても重視しているところであります。その際に、御指摘のように、オリンピックを活用するということは私も地方創生にとっては非常に大事なことだと、オリンピックを目掛けてたくさんの方が来られるわけでありますし、是非そういう方を、地方にまで足を広げていただく、そして地方の魅力ある食あるいは文化というものを味わっていただいて、そしてそれがレガシーとして継続的につながっていくということが非常に大事なことだと思っております。

ロンドン・オリンピックのときは市民農園というのがあったというのを初めて聞きまして、大変参考になりますので、これは勉強させていただきたいと思います。

ロンドン・オリンピックのときに観光を盛り上げるという意味で成功したと言われているのが、文化プログラムをつくって、ロンドンのみならずイギリス全体の美術館、博物館を観光客のために大改革をしたんですね。例えば、大英博物館の中の壁を取っ払って、真ん中に人が集まるところをつくって、そこからいろんな部門に行くというように全部やり替えました。そのときに一番抵抗したのが学芸員でありまして、そのときは観光マインドがない学芸員は全部首にしたというんですね。それぐらいの取組をやって、その後、ロンドンにまさに大英博物館を始め大変な観光客が継続して続くようになりまして、オリンピック終わってもにぎやかさを保っているというようなことであります。

そういう意味で、この教えていただきました市民農園の取組を是非勉強させていただいて、地方創生につなげていきたいと思っております。

さいたま市が取り組んでおります東日本連携支援センター、こういうものの設置は、東日本全体のビジネス、観光等の交流人口の滞留拠点となるものでありまして、東日本各地域の稼ぐ力の向上にも資するものと期待しております。こうした取組に対しては、地方創生の三本の矢で強力に支援していきたいと思っております。
第193回国会 内閣委員会 第2号 平成二十九年三月九日(木曜日) 午前十時開会より)

togetter.com

二条城について

Togetter:山本地方創生相「学芸員はがん」発言の背景にて、デービッド・アトキンソン氏が元ネタでは?という指摘。なので、デービッド・アトキンソン氏の考えをメモ。

「ご存じのように、二条城は徳川慶喜が大政奉還を諸大名に伝えた大広間があり、日本の歴史を語るうえでも非常に重要な観光スポットですが、外国人観光客の多くはそのような歴史ドラマがあったことさえ知らないので、将軍や大名などの人形が置かれた部屋をとりあえずカメラで記念撮影して足早に去っていきます。文化財を楽しんでもらおうというサービス精神がまるでない。これでは外国人からすれば、ただの“古いハコ”を見ているだけですから面白いわけがありません」
〜中略〜
「日本の国宝・重要文化財に対して建造物の修理代として出している予算は年間81.5億円。海外に比べたらゼロがひとつもふたつも少ない。思わず文化庁の資料が間違っているのかと何度も見直しました。この予算では壊れたら修理をして現状維持をするだけ。しかも予算は建造物だけにしか適用されませんから、敷地や壁がボロボロのままなんてことになる。みなさんもベルサイユ宮殿や、モン・サン=ミシェルを観光して、壁や道がボロボロだったらガッカリしませんか。しかも、予算がないのでガイドも置けなければ外国語の案内板もない。これで日本文化を楽しめという方が無理がありますよ」

日本の国宝を守る「伝説の英国人アナリスト」が提言 「観光立国を実現すれば雇用が生み出され経済成長ができる」

  • アトキンソン 
    • 国宝重要文化財の建造物の予算は、81億5000万円(2014年度)です。巨額の予算だと思われるかもしれませんが、4000以上の国宝重要文化財があることを考えると、年間1点200万円の予算しかない。これじゃあまったく足りません。

書類の不備かと思い、わざわざ文化庁に電話してゼロが足りないのではないかと確認したくらいです。

    • 200万円で国宝の大きな建造物を修繕、補修するのは、物理的に無理です。ときおり「わびさび」を完全に通り越して、ぼろぼろになっている文化財があることが気になっていたのですが、なぜそんな状態になっているかようやく謎が解けました。
    • たとえば私の祖国である英国の経済規模は日本の半分程度ですが、年間500億円は文化財の保存や修理に割いています。文化大国であるフランスの文化庁予算は5000億円にものぼります。
  • 木村 
    • フランスは5000億円も出しているんですか!
  • アトキンソン 
    • はい。世界的な平均でいうと先進国はだいたい3000億円ぐらいは使っています。日本はGDPの比率で考えると先進国で下から2番目です。
    • ちなみに一番少ないのは米国ですが、米国のように歴史が浅い国ならまだ理解できます。
    • ここから何がわかるかというと、日本はいままで観光にまったく力を入れてこなかったということです。
    • 観光に力を入れていないから、その重要なコンテンツである文化財の価値が正当に評価されず、「維持費用がかかるだけのもの」として位置づけられているのです。
    • 手入れには最低限の費用しかかけず、倒れなければいいと考えていたのでしょう。
    • 英国が500億円もの予算を割いているのは、観光産業に力を入れているからこそなのです。
    • このまま日本で財政難が続けば、予算がさらに減るかもしれない。これは由々しき事態です。

Vol.02 日本の「観光戦略」を英国人アナリスト、デービッド・アトキンソンが斬る! |「木村達也 ビジネスの森」より)

観光庁:MICEの開催・誘致の推進関連のなんかの議事録っぽいものから。

  • 観光庁の方の発言
  • 〜前略〜 今、先生がおっしゃったように、ユニークベニューは日本人にとってあまりまだなじみがない分野ということもありまして、なかなか進んでいないところではございますが、これまで観光庁でやりました事業の中では、例えばユニークベニューのモデル事業で、それぞれ関係者で課題の解決方法を検討しております。具体的には、よくありますのは、文化財なので火を使ったらだめですということで調理ができないところにつきましては、関係者と話し合いをした上でIHの調理器具なら大丈夫ではないかという解決策を引き出した事例、あるいは、赤ワインはこぼしたときにしみがつくからだめだというところについてはカーペットを覆うという解決策を出すといったような、いろいろと制限がつく部分の解決策をうまく見つけていって、それを最終的に取りまとめた報告書を関係者に周知するという事業をモデル事業でやっております。こういうところを徐々に増やしていくことを広げていきたいと思います。 〜後略〜
  • 中略
  • アトキンソン氏の発言
    • 〜 前略 〜 あと、先ほどの火、水に関しては、いろんなところでだめですと言うのですけれども、二条城は正確に言うと火、水の問題はないので、これがポイントになりますけれども、何の根拠の何の通達に基づいてだめですかと聞くと、それがかなりなくなる場合が多うございます。アジアのトップを維持していくためには、ただの慣習だったものもつぶしていっていただくのはこちらも助かることにもなりますので、そういうところでぜひとも観光庁で頑張っていただきたいと思います。二条城に対しては、文化庁から経営方針を決めてください、それに沿ってやってくださいということで火と水と飲食が禁止されてきたのですけれども、それは文化庁が火、水、飲食はだめですということではなくて、地元でそれを決めて、そういうふうにしてやってくださいということで、あたかも文化庁が指導していると向こうは言っているんですけれども、事実では何もなくて、多分、火、水、飲食の制限は二条城から消えると思いますので、観光庁にはぜひそういうところで頑張っていただきたいとは思います。

7コマ 国際会議等(MICE)の誘致・開催の促進より)

追記:二条城でいろいろやっているよという報告


第63回 市民煎茶の会の開催について
~新緑の美しい庭園を眺めながら各流派の煎茶を満喫 ~
元離宮二条城では,毎年恒例の「市民煎茶の会」を下記のとおり開催しますので,お知らせします。二条城内の清流園で,煎茶各流派によるお茶席を設けますので,是非お越しください。

第63回 市民煎茶の会の開催について(PDF)より)

徳川初代将軍、家康公による築城以来、400有余年もの歴史を刻む「二条城」。
江戸幕府の始まりから大政奉還、明治維新など、現在に至るまでの日本の新しい歴史を見守り続けた重要な史跡のひとつとして、昭和14年(1939年)には二の丸御殿が国宝に、その他22棟の建物が重要文化財に指定されました。また、平成6年(1994年)には、ユネスコ世界遺産に登録され、日本のみならず世界の注目を集めています。
桃山文化の粋を極めた優美・荘厳な世界遺産「二条城」での結婚式。人生の大切な門出を迎えるおふたりと御親族、ゲストの皆さまに、京都の歴史と伝統文化に彩られた最幸の一日を。
企画運営を担当するLSTウエディングが、「京」の「和」にこだわり、プランから当日の行程まで、心を込めてサポートいたします。

世界遺産 二条城ウエディング|LSTウエディングより)