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卒業論文、修士論文の書式について

所属大学および学科で扱いが全く違うということに留意して読んでいただきたい。

卒業論文修士論文を書き始めようとするときに、案外つまづくのが書式。書式がまともでない論文は指導するほうもうんざりする。そこで、卒業論文修士論文執筆の第一歩は書式を整えることから始めるべき。

書式のテンプレートファイルを入手 or 作成する

研究室の先輩および指導教員に、「卒業論文の書式テンプレートファイルはありませんか?」とたずねてみよう。研究室ごとに、あるいは、学科ごとにテンプレートファイルが用意されていることがある。たとえば、私の所属学科ではLaTeXのスタイルファイルが用意されており、学生はそれを利用することで書式設定のほとんどを気にせずに卒業論文を書くことができる。

もし、なければどうするか?履修案内や学則にすっごく大雑把な書式指定(用紙サイズ、フォントサイズ、表紙に何を記載するかぐらい)が書かれているはずなので、その枠内で書式を用意する。

文系ならば、大学生のためのレポート・論文術の最初に書式についての例があるのでそれを参考に書式を整えれば良いと思う。

章の構成

特に指定がなければどういう風でも構わないと思う。参考までに所属研究室の推奨構成をご紹介。

  1. 表紙
  2. 概要
  3. 謝辞
  4. 目次
  5. 表目次
  6. 図目次
  7. 第一章 はじめに(ここから本文)
    1. 背景
    2. 目的
    3. 本論文の構成
  8. 本論(第 2 章以降)
  9. おわりに(最終章)
    1. まとめ
    2. 今後の課題
  10. 参考文献
  11. 索引(作れるなら)
  12. 付録

「概要」から「図目次」までのページ番号はローマ数字。「はじめに」からのページ番号はローマ数字アラビア数字とする。参考文献と索引には章番号をふらない。付録の章番号はアルファベットとなる。

句読点、数式などの書式

あなたの分野の一般的な学術論文の書式にあわせておけばよい。たとえば、計算機科学系ならば情報処理学会の論文執筆要綱に句読点等の書式を整えておけば無難。

SIST:科学技術情報流通技術基準にもまとめてあるけれども、論文を書いたこと無い人にはわかりづらいかも。

My OpenArchive:卒業論文・修士論文自己チェックリストもよくまとまっている。書き上げた後に自己修正するためのチェックリストだけれども、書く前に一通り読んで、何を注意すべきか頭にいれておくのも良い。

気をつけるべき場所:参考文献の書式

初心者は参考文献の書式について非常に注意を払うべき。論文は論文の読み方という読み方をされる。なので、参考文献の書式ががちゃがちゃだと「ああ、この人は論文執筆に真面目に取り組んでいないんだなぁ」と思われる。

参考文献の書式について特に指定がなければ、指導教員の論文業績リストの書き方に準じて参考文献の書式を整えることにしたほうがよい。

なお、指導教員が論文業績のリストを公開していないのであれば、その指導教員の指摘は聞き流して良い。論文書いたこと無い人のアドバイスの信頼性が低いのは古今東西当たり前の話。あなたの分野ではそもそも論文が存在しないのであれば話は別。

他人に読んでもらう

いくら自分でがんばっても、見落としがあるはず。同じ研究室の卒論生や先輩に読んでもらいましょう。その際には以下を気をつけてください。

おわりに

内容ではなく、書式中心に注意点をまとめてみた。