リンク:2022年12月末の住民監査請求の対象となった「Colabo不正会計問題」とその監査結果

2022年度後半から、Twitterの私のタイムラインやはてなブックマークの「世の中」カテゴリーが「Colabo不正会計問題」でいっぱいになっていた。目にする範囲の「Colabo不正会計問題」は、そんなに大勢が熱狂するような内容に思えなかったので怖いし、嫌な感じを受けていた。

で、年末から盛り上がっていた2回目の住民監査請求の監査結果がでたので、「Colabo不正会計問題」とは何なのか読んでみた。結局、Colabo弁護団が記者会見した段階で回答していた事柄が「Colabo不正会計問題」だった。以下、監査結果へのリンク。

東京都:住民監査請求結果(令和4年受付分)「東京都若年被害女性等支援事業について当該事業の受託者の会計報告に不正があるとして、当該報告について監査を求める件」
www.kansa.metro.tokyo.lg.jp


上記に対するはてなブックマーク
b.hatena.ne.jp


この件についてのColabo弁護団からの補足説明
colabo-official.net




以下、メモ。

いわゆる「すり切り実績報告」について

こちらの記事で「一般企業では、こうした行為は普通に粉飾決算にあたります」と言われている事柄について。
jbpress.ismedia.jp

監査結果の「第3 監査の結果」の「1 事実関係の確認」の「2)本件事業に係る経緯」の「カ」に以下のように説明されている。

本件契約では、本件契約の委託料(以下「本件委託料」という。)を概算払により支払い、26,000千円を上限として事業実績に応じて支出(精算)するものとし、本件委託料を超過した場合は受託者がその額を負担する。

なお、この件はColabo及び仁藤夢乃さんに対する誹謗中傷等についてのQ10「都に提出した事業計画書と実施状況報告書記載の金額がほぼ同じで端数がないのはなぜか」で回答されている。

監査結果の表3が証拠なしに作られているということについて

表3とかいう糞の役にも立たない表根拠にするのやめてほしい

[B! Colabo] 東京都若年被害女性等支援事業について 当該事業の受託者の会計報告に不正がある として、当該報告について監査を求める 住民監査請求監査結果より)

監査結果 p.17の最終段落。領収書や帳簿から表3作ったといっており、領収書があるからp. 21からの「エ 本件経費の検証について」の指摘しているので、都側が領収書見ていないはずない。

そこで、法人Aの本事業実施に係る収支に関する帳簿、領収書その他の諸記録(以下「本件帳簿記録」という。)を調査したところ、本事業の実施に必要な経費として法人Aが台帳に記録した経費(以下「本件経費」という。)は次のとおりであった。

サンスポの記事について

サンスポの記事にあった通勤費と人件費の話について、監査結果には通勤費の話がなく、人件費も税理士などの給与の取り扱いの話なので、サンスポが指摘している点は登場しなかった。
www.sanspo.com

暇空さんは同団体の活動報告書の疑問点を指摘。人件費では、2020年から21年で通勤費は41万円から44万円と約1割増え、仁藤さんの給与を含めた人件費も1200万円から1800万円に増えたという。不当な会計、生活保護不正受給などの疑惑を指摘し、22年11月2日、暇空さんが東京都に住民監査を請求した