めっちゃ健全:「残業代が出ないサービス残業はしたくないとの考えが強まっている」

新入社員のみなさんが非常に健全でものを分かっているという調査結果。日本の未来は明るい。

1969年から続く「働くことの意識」調査でわかった。今年は3〜4月に47社の2203人に尋ねた。

「人並みで十分」はこの2年で8ポイント増え、これまでの最高だった91年と92年の水準に並んだ。一方、「人並み以上に働きたい」は40%で、昨年より3ポイント、一昨年より8ポイント減った。

「堅実志向」は、残業への意識でも目立つ。「手当がもらえるからやってもよい」は69%(前年比6ポイント増)で過去最高だった。一方、「手当に関わらず仕事だからやる」は24%(同5ポイント減)で過去2番目に低い水準だった。生産性本部の岩間夏樹・客員研究員は「ブラック企業問題が注目され、残業代が出ないサービス残業はしたくないとの考えが強まっている」と話す。