社会的子育てに賛同する社会人の男性は風疹の予防接種を受けよう

赤ちゃんにきびしい国で、赤ちゃんが増えるはずがない。を読んで、「うん、確かにそうだ」と思った社会人の男性のみなさま。2回有休とって2万円弱払えば子育てしやすい社会の実現に貢献できます。

平成25年の風疹の患者は14000人を超えました。これはすべての患者を報告することになった平成20年以来最大で、流行が始まった前の年の6倍となっています。前述のように、今回の流行の特徴は、患者の多くが20代から40代の男性であることです。
なぜこの年代の男性に風疹患者が多いかというと、子どものころ、予防接種の対象ではなかったり、対象であっても受けていなかったりして、抗体がない人が多いためです。

まず昭和37年4月2日から昭和54年4月1日生まれの男性は特に注意してください。中学生のときに学校で集団接種が行われていましたが、対象は女子だけでした。
昭和54年4月2日から昭和62年10月1日生まれの人は男女とも要注意です。この時期は男女ともに中学生のときに風疹のワクチンを接種することになりましたが、学校での集団接種ではなく個別に医療機関に出向いて受けることになったため、この期間は男女ともに接種率が激減したのです。
昭和62年10月2日から平成2年4月1日生まれの人は、男女とも要確認です。男女ともに幼児期に接種する機会があり、接種率は比較的高かったものの、受けていない人や1回の接種だけでは抗体が不十分な人もいて、こうした20代から40代の間で今感染が広がっているとみられています。

私は昨年予防接種しました。1回7千円、2回で1万4千円でした。