民主党政権はいろいろと悪いイメージがあるけれども当時の文部科学省が行った「熟議カケアイ」は良い取り組みだったように思う。ノイズも多かったけどパブリックコメントよりもカジュアルに非専門家でありかつ当事者が意見を述べる場はあれしかなかったように思う。自民党政権に戻った際に活用されていないのが非常に残念。
たぶん、熟議カケアイの中心的人物が当時文部副大臣だった鈴木 寛さん。確か、鈴木さんが文部副大臣でなくなったあたりで熟議カケアイの運営が止まっていたように思う。本も書いているようだし。
私が「熟議カケアイ」を高く評価する理由は、単なるガス抜きではなく実際にここで議論されたことが科学技術政策に反映されたから。小さい変更だけれども、多くの競争的資金を使う研究者のストレスを下げ、研究効率をあげた変更だったと思う。
- Hidekazuさんの「年度を越えて使用できる研究費の実現の方法」がすばらしい
- 科研費の「基金化」
- 【Q6105】 科研費(基金分)については、年度末の繰越手続きがいらないと聞きましたが、どうなりますか?
自民党というか安部総理には金融政策は大賛成だけど、その他の政策、特に教育系政策は過去も現実も見ていない政策なので賛同できない。なので、今回は経済政策にまったく賛同できないが自民党へのカウンターを期待して共産党に投票した(選挙日は用事があるので期日前投票した)。鈴木 寛さんの選挙区だったら民主党は経済政策も外交政策も賛成できないけど、鈴木さんに投票したと思う。参議院選挙は党の戦いになる制度だけど、できるかぎり良い人を党にかかわらず参議院議員として送り込んだ方が良いと思う。
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