Ubuntu 12.04 LTS の emacs 23で Ricty の導入

Linuxイメージを64bit版にするために再インストールしていたら、emacs23でのフォント設定で設定したフォントがつかえなくなったので、ついでにプログラミングするときに見やすいというフォント プログラミング用フォント Rictyを導入した。以下、インストールメモ

環境

Rictyの生成

IPAフォントの配布ライセンスの関係でRictyの配布はされておらず、Sourceforge:M+とIPAの合成フォントInconsolataから、Rictyフォントを生成する必要がある。

生成の仕方はプログラミング用フォント Rictyに従えば良い。

まず、生成スクリプトをGitを用いて取得する。(配布元:GitHub: yascentur / Ricty

% cd ~/
% git clone git://github.com/yascentur/Ricty.git

次にMigu(ミグ)フォントからMigu 1Mフォントをダウンロードする。/tmp/migu-1m-20121030.zip としてダウンロードした場合以下のようにファイルを~/Rictyへ移動させる。

% unzip /tmp/migu-1m-20121030.zip
% mv migu-1m-20121030/migu-1m-*.ttf ~/Ricty

Inconsolataから、「OpenType file」をダウンロードする。/tmp/Inconsolata.otf としてダウンロードした場合、以下のように移動させる。

% mv /tmp/Inconsolata.otf ~/Ricty

fontforgeコマンドをインストールする。

% sudo apt-get install fontforge

Rictyを生成する。

% cd ~/Ricty
% sh ricty_generator.sh Inconsolata.otf migu-1m-regular.ttf migu-1m-bold.ttf

すると Ricty-Bold.ttf と Ricty-Regular.ttf が生成される。

Rictyの設置

個人だけで使うならば ~/.fonts へ。全ユーザで使うならば /usr/share/fonts/truetype/ttf-ricty へ置く。rootユーザでもemacsを立ち上げるならば、/usr/share/fonts/truetype/ttf-ricty に置いた方が良い。

(全ユーザの場合)
% sudo mkdir -p /usr/share/fonts/truetype/ttf-ricty
% sudo mv ./Ricty-*.ttf /usr/share/fonts/truetype/ttf-ricty
% sudo fc-cache -fv (フォントパスに付け加える)

(個人利用の場合)
% mkdir ~/.fonts
% mv ./Ricty-*.ttf ~/.fonts
% fc-cache -fv (フォントパスに付け加える)

% fc-list | grep Ricty (フォントパスに含まれているかチェック)
Ricty:style=Bold
Ricty:style=Regular

emacs に反映

いくつか反映方法がある様子。.emacs.d/init.el に以下の設定のどれかを追記して、emacsを立ち上げ直す。

設定方法1;わからん:emacs での Ricty の導入手順より

(add-to-list 'default-frame-alist '(font . "ricty-13.5"))

設定方法2:もうカツ丼でいいよな:EmacsのフォントをRictyにしたより

(set-face-attribute 'default nil
                   :family "Ricty"
                   :height 160)
(set-fontset-font
 nil 'japanese-jisx0208
 (font-spec :family "Ricty"))