英国パラソル奇譚が面白い

「『真実の剣』復活しないかなぁ」と本屋で早川書店の棚を眺めていたときに飛び込んできた「アレクシア女史、倫敦で吸血鬼と戦う」というタイトル。タイトルからして、非常に私の中の中学生をそそるのだけど、しばらく買うのは控えていた。で、先週の連休初日にほろ酔いで本屋行って勢いで購入。読み始めてみたらとっても面白かった。翌日も本屋に行って既刊3冊を購入。短いので1日で読んでしまった。そして、今日、早川書店のWebページを見てみたら最終巻が昨日発売とのこと。今から買ってくる。

ヴィクトリア朝、イギリス、ロンドン、吸血鬼、人狼、勝気な女性、紳士、コメディというキーワードにピンとくるならばとってもおすすめ。女性作者だけに登場人物の女性が男性にとって都合の良いヒロインになっておらず、歯ごたえあるキャラクタになっているので私は大好き。

第一巻の原題が「Soulless」。もし、邦題が「ソウルレス」だったら買わなかったと思う。邦題を「アレクシア女史、倫敦で吸血鬼と戦う」とした人に拍手!

訳者あとがきで紹介されていた作者のWebサイト。あとがきのとおりそれっぽい。

蒸気機関で作られたすごい機械が登場する異世界小説をスチームパンクっていうのかな?このシリーズはファンタジーかと思いきやスチームパンクとのミックスでした。