物語の基本構造は神話にあり

masyuuki: やはりすべての物語の原型は神話の中にあり、それをまたすべてシェークスピアが書いてしまったと言うことなのか。シェークスピア読んだことないけど。

JULY_MIRROR: @masyuuki 比較神話学で引き合いに出される、各地の神話や物語に良く似た話があるのは人間の無意識の中にあるユングの「原型(アーキタイプ)」のためだというのもその辺でしょう。ユング読んだことないけど。

以前、平井和正読者交流会に参加したときに、平井和正さんも同じようなことを言っていた。たしか、小説の原型はほとんど神話の中にあると。そして、自分の夢は、神話の原型を壊した(越えた)物語を書くことだと。そういえば、その席にも七月鏡一さんがいたような気が。

ソフトウェアの開発にデザインパターンがあり、それを個々の事例に応じて応用する形で高品質のソフトウェアを作っていくように、物語のパターンをデザインパターンとし、おもしろい物語をつくるというのもありか。というか、脚本や漫画の専門学校はそういうことを教えているのかな。桝田省二さんがコラムで以下のように書いていた。

よく「とにかくたくさん観る」とか「読め」とか言われますが、僕の意見ではウケるシナリオ
の構成要素なんて数100パターンしかないですし、そのうち汎用性の高いモノだけを考えるな
ら、200か300です。
さらによく練り込んであるハリウッド映画なんかでは1作品につきその要素が20くらい入っ
ています。
つまり毛色の違う作品を選べば、10数本あれば研究としては足りるというわけですね。
あとはそれが最大限に効果を発揮できる条件を整理して、入念に配置する。
僕の言うところの「パズルを解く」作業です。
自分の表現したいモノ、お客様に楽しませ体験させたいモノがたとえば立方体なら、立方体に
なるまであきらめず、無数のパーツを根気よく組み立てる。
ただそれだけのことです。

桝田省治のシナリオ作法