新入生が簡単できる教員への好感度UP作成

自分の学科・専攻・コースの教員に学内で出会ったら挨拶(おはようございます。こんにちは。こんばんは。)や会釈をする。

元気に挨拶するとなおよし。敬意がこもっているかいなかなんてわからないので口先だけで大丈夫。癖にしてしまえば、精神的コスト0で実施できる。

多くの学生がこれを実施しないので、挨拶しているというだけで好感度があがる。あがった好感度によって、講義の成績が不合格が合格になるということはないけれども、ちょっとしたときにサポートが差し伸べられるようになる(ボーダーラインのときに、別課題を課すとか、ちょっと注意喚起してくれるとか)。ぜひ、1年生のうちから徳を積んでほしい。

ちなみに挨拶をまったく返さない教員もいますが、半年ぐらいは挨拶の押し売りをしておきましょう。半年ぐらい続けると「あぁ」とか「うぅう」とか行動の一時停止とかを返してくれるようになります。教員にもコミュ障はいるんです。

警察や検察のリークに基づく報道

財務省の森本学園への国有地払い下げ問題で、事実が明らかになるのは歓迎だけど、検察が捜査情報をリークするのはよろしくない。警察や検察の都合のよい物語に世論誘導できてしまう。そして、国会議員がそれを「がんばれ」とするのも良くない。さらには情報源とみなされる人を特定できるような発言してしまうのは、情報源の秘匿の観点から最悪に近い。その情報源をつぶしたいという意図ならわかるけど。

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森友学園に国有地がごみの撤去費用などとして8億円余り値引きされて売却された問題で、去年2月、財務省が学園側に口裏合わせを求めていた疑いが出てきました。当時、国会で財務省は野党側から「実際に大量のごみの撤去を確認したのか」などと追及されていましたが、そのさなか財務省の職員が学園側に対し「トラックを何千台も使ってごみを撤去したと言ってほしい」などと、うその説明をするよう求めていたことが関係者への取材でわかりました。大阪地検特捜部はこうしたやり取りを把握していて詳しい経緯を捜査しています。

リーク報道による世論誘導の典型的な例は前川喜平さんのやつ。
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「やる気を出せるのがすごい」

学生に「先生はやる気を出せるのがすごい。私はどうしてもやる気をだせない」と言われた。なので、「やる気を出しているわけではなくて、やる気がなくても作業できるように道具とか環境とかを整えているんだよ」と伝えた。

たとえば、私はGTDもどき(振り返りをしないので「もどき」)を仕事管理法として使っている。

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そういえば、ライフハックという言葉も最近トンと聞かない。

再掲:うつ病や双極性障害は講義において合理的配慮を求められます

昨年の10月のエントリーですが、新学期が始まりましたので。

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大学側への周知ということでこういう資料が日本学生支援機構が出ています。どういう配慮がうけられるかの参考になると思います。

新入生諸君!4月は教職員がてんやわんやしているので2重チェックを

気がつけば、大学教員になってもう10年を結構超えていた。そんな大学の春の経験豊富な私から大学への新入生のみなさまにアドバイス。

4月から大学生活が始まって、わからないことだらけ、不安だらけだと思いますが、大学の教職員(教員や学務係のみなさま)もてんやわんやしていて、イッパイイッパイですので、ウソを教えることはなくても、アップデートされていない情報や思い違いを伝えることは結構ありえます。最低限2重の予防線をはって自分にとって不利益がでないようにしましょう。

  • 最新かつ正しい情報が掲載されているのは、入学時 or 入学ガイダンス時に配布された各種書類です。どの書類もお正月休みが終わるまで捨ててはいけません
  • 入学時 or 入学ガイダンス時に配布された各種書類の中には、卒業するまで捨ててはいけない書類も含まれます(卒業に必要な科目や要件が載っている書類というか冊子は確実に卒業まで必要です)。どれを捨ててはいけないのかわからない場合は、全部とっておきましょう。
  • 教員、職員、先輩、同級生から聴いた情報を鵜呑みにしてはいけません。必ず、別媒体の情報でウラ取りしましょう。
  • 別媒体の情報とは以下のようなものです。
    • 大学、学部、学科・専攻・コースの掲示板の掲示
    • 大学、学部、学科・専攻・コースのWebサイト、特に最近は多くの大学でWeb経由でアクセスできる教務システムを提供していることが多いですのでそこのサイト
    • 入学時 or 入学ガイダンス時に配布された各種書類
  • 教員、職員、先輩、同級生から聴いた情報を復唱して確認しましょう。「すみません、確認させてください。***は〜ということであっていますでしょうか?」 相手の言い間違いはこれで回避することができることも多いです。
  • 多くの大学で履修登録できる期間は決まっています。必ず期間と方法をチェックしましょう。
  • 大学はいろいろな締切があります。なんらかの締切確認システムを構築しましょう。ちなみに私はGoogle Calendarを使って、Webでも、スマートフォンでも確認できるようにしています。

「なんで、新入生たる自分がこんなに面倒なことやらなければならんのだ」とお怒りのことと思いますが、大学教職員の多くは、1月から仕事仕事の連続で怒涛の勢いで4月になだれこんでいるため、優秀な方々も疲れによりぼんくらになっていることが多いです。なにとぞ寛大なお心でお許しいただければと思います。

では、ガイダンスの準備に戻ります。