メモ:「カメラを止めるな!」の原案・原作問題

録音して聞いているTBSラジオのアフター6ジャンクションで紹介されていた「カメラを止めるな!」をお盆休みに見てきた。十数年ぶりの映画館での映画鑑賞。感想は「よく出来ているなぁ」というもの。
www.tbsradio.jp

で、この「カメラを止めるな!」についてパクリ問題が生じているとのこと。

headlines.yahoo.co.jp

note.mu

〜前略〜

ツイッターでもFBでも、「みんな見てね!」と思わずシェアしてました。
映画も素直に面白かった。

でも実際に見てみるとクレジットにはPEACEの名前、GHOSTの名前はありませんでした。

〜 中略 〜

その際に、配給拡大のタイミングで、今日クレジットは決めなくてはならない。といわれ、最終的に向こうから妥協案として「原案」だったらどうですか、という話になり、“ひとまず”クレジットには原案として劇団名、作品名を入れてもらいました。
そして、その後原作かどうかは判断しましょう。
という話になりました。
だから今、映画のエンドロールには

原案:劇団PEACE「GHOST IN THE BOX!」(作:A 演出:和田亮一)

special thanks で和田亮一と入っています。
〜後略〜

「GHOST IN THE BOX!」ってどっかで聴いたなと思ったら同じくアフター6ジャンクションに上田監督がでたときのこの映画の経緯で語っていたやつ。
www.tbsradio.jp

だいたい同じ内容の経緯説明

上田監督:5年前に、劇団PEACE(2014年解散)の「GHOST IN THE BOX!」という舞台を観まして、物語の構造がすごく面白いなと思ったんです。この舞台を原案にして映画化したいと思い、最初はその舞台の脚本家や出演者の方と一緒に企画を進めていたんですがなかなか前に進まず一旦企画は頓挫。2年ほど前にとあるコンペに出すのをきっかけにまたこの企画を引っ張り出して、基本的な構造以外は登場人物も展開も丸ごと変えて、新たな作品としてプロットを固めていきました。その企画コンペには落ちたんですが、ちょうどその直後にこの「シネマプロジェクト」のお話をいただいたんです。「シネマプロジェクト」というのは新人の監督と俳優がワークショップを経て一本の映画を作るという企画です。

爆ヒット中の映画『カメラを止めるな!』上田慎一郎監督インタビュー「映画が観た人の現実を前向きに動かしている。これほど嬉しいことはありません」 | ガジェット通信 GetNewsより)

こんなに話題になると思っていなかったので権利処理が甘かったのかなぁと予想。同じくアフター6ジャンクションに柳下さんがでたときに語っていたエピソードで「カメラを止めるな!」は映倫の審査を公開後にとっているという話がでていた(たぶん、映倫の審査を受けるお金がなかった&単館上映だから不要だったと予想)(参考:映倫審査リスト:映倫番号 121655
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上田監督もオマージュ元を明言しているので穏当にこの問題が着地するのを願っている。

最初は絶賛していたじゃないかという指摘

togetter.com

追記:公式のアナウンス

kametome.net

アフター6ジャンクションでの反応

miyearnzzlabo.com

「GHOST IN THE BOX!」の感想サイト

stage.corich.jp