はじめに
Apacheが2.2から2.4に変更になり、設定等が大幅変更なのでつらい。
手順
Debian 8 (jessie) リリースノート (64 ビット PC 用)の第5章 jessie で知っておくべき問題点をまず読む。次に第4章 Debian 7 (wheezy) からのアップグレードの手順にしたがって、アップグレードを行う。
とりあえず。上記手順のとおりで無事アップグレード終了。もちろん、Apacheは動かない。
Apanche 2.2から2.4への移行注意事項(一般)
Apache 2.4 + PassengerでRuby on Railsのスクリプトを動かす
Installing Passenger + Apache on Debian 8 (with APT)にあるとおりにpassengerをDebianのパッケージとしてインストールする。
Passengerのパッケージをsource.list付け加える。
% sudo apt-key adv --keyserver hkp://keyserver.ubuntu.com:80 --recv-keys 561F9B9CAC40B2F7 % sudo apt-get install -y apt-transport-https ca-certificates % sudo sh -c 'echo deb https://oss-binaries.phusionpassenger.com/apt/passenger jessie main > /etc/apt/sources.list.d/passenger.list' % sudo apt-get update
パッケージをインストールする。Passengerをインストールするためにapxsを先に入れる。
% sudo apt-get install apache2-threaded-dev % sudo apt-get install -y libapache2-mod-passenger
Apacheにモジュールを付け加える。
% sudo a2enmod passenger % sudo apache2ctl restart
正しくインストールできているかどうかを確かめる。Apacheを使う方を選ぶ。
sudo /usr/bin/passenger-config validate-install
railsのソースファイルが/home/hogehoge/rails-serverとし、http://hogehoge.net/rails/でアクセスできるようにするとき、/etc/apache2/sites-available/000-default.confに以下を加える。
RailsBaseURI /rails
シンボリックリンクをはる。Debian8からはApacheのデフォルトが/var/www/htmlになっているのでその下に置く。
% sudo ln -s /home/hogehoge/rails-server/public /var/www/html/rails
Apache 2.4 + muninを動かす
muninでRuby on Railsのアプリケーションのログをチェックするでインストールしたmuninを動くようにする。
muninも自動的に最新パッケージにアップグレードされているので、/etc/munin/apache24.conf を /etc/apache2/conf-available/munin.conf としてシンボリックをはる。
% sudo ln -s /etc/munin/apache24.conf /etc/apache2/conf-available/munin.conf
/etc/munin/apache24.confを編集する。デフォルトだとローカルからしか閲覧できないので、指定した範囲192.168.1.0/24で閲覧できるようにする。アクセス制御については人間とウェブの未来:Apache 2.4系でのモダンなアクセス制御の書き方を参考にした。
% cd /etc/munin/ % cp -p apache24.conf apache24.conf.org % vi apache24.conf % diff apache24.conf.org apache24.conf 3c3 < Require local --- > Require ip 192.168.1.0/24
これで、http://hogehoge.net/munin/ で閲覧できるようになる。