Debianのパッケージを定例アップグレードしていたら、grubからgrub2に置き換わったのでメモ。
症状
/dev/rootがないため、grub-pcがインストールできず、grub2もインストールできなかった。
対応
IBM:Linux の 101 試験対策: ブート・マネージャーのGRUB2の記述によると、GRUBとGRUB2はまったく違うものらしい。そして、GRUB2の設定時にルートディレクトリが存在するハードディスクを指定するということと、/dev/rootという名前から、たぶん、ルートディレクトリがあるハードディスクへのシンボリックリンクがあれば良いだろうと予想し、そうしてみた。
私の環境だと以下のようにマウントされている。
% df -h Filesystem Size Used Avail Use% マウント位置 /dev/sda2 2.0G 111M 1.8G 6% / /dev/sda5 9.2G 4.7G 4.1G 54% /usr /dev/sda6 28G 1.4G 25G 6% /var /dev/sda7 29G 22G 6.0G 79% /home
よって、/dev/sdaにリンクをはった。
% sudo ln -s /dev/sda /dev/root
で、再度、grub2をインストール。
% sudo aptitude install grub2
インストールは成功した。
grub2の使い方
経済学101:Grub 2 入門を参考にした。
Debianの場合。
% sudo grub-install /dev/sda (一番最初に/boot/grub/grub.cfgを生成するとき) % sudo update-grub2 (Linuxのイメージファイルなどを変更したとき)