メモ:舌癌についての周知事項

普通は痛いはずなのに痛くないというのも一つの指標なのか。そりゃそうだ。

堀さんのケースから、われわれは何を学ぶべきだろう。私は「なかなか治らない、痛くない口内炎は要注意」という情報を社会でシェアすることに尽きると思う。もし、痛みがない口内炎が続いたら、患者さんのほうから「口内炎があるんですけど、あまり痛みはないんです」と伝えて頂きたい。

前述したように、医者は「口内炎は痛いに決まっている」と考えているので、余程口腔がんに詳しくなければ、「口内炎は痛みますか」とは聞かない。繰り返すが、早期の口腔がんは普通の口内炎と外見では区別できない。病変が大きくなり、医者が口腔がんを疑うころには病変は進行している。臨床医として情けないことだが、患者さんから積極的な情報提供がなければ、口腔がんは容易に見落としてしまうのだ。だからこそ、メディアは、この点を強調して国民に伝えてほしい。

上 昌広:堀ちえみの舌がんが早期発見できなかったワケより)

それにしても、記事の見出しを著者ではなく、編集部がつける風習っていつまで続くんだろう。「見出し=もっとも短い内容の要約」ではなく「見出し=注意をひきつける何か」というのは情報過多時代において悪弊だと思うのだけど。

iptablesの代わりにnftablesが使われるようになるみたい

パケットフィルタリングを設定するためにつかっているiptablesがnftablesに移行するっぽい。メモ。

Debian GNU/Linuxだと次期リリース(Debian 10 コードネーム「Buster」)からnftablesになる様子。
wiki.debian.org

NOTE: Debian Buster will use the nftables framework by default.

研究室内のDebianサーバのバージョンが違っているのがネックだなぁ。

リンク

メモ:中教審「「2040年を見据えた大学院教育のあるべき姿 ~社会を先導する人材の育成に向けた体質改善の方策~」(審議まとめ)

univ-journal.jp

中央教育審議会大学分科会は人工知能やIoTの普及で社会が大きく変貌する2040年を見据えた大学院教育の改善策として、学生の進路が見込めない専攻について定員の削減や社会的なニーズが高い分野への振り替えなどを大学側に求める方向を打ち出した。

を受けて
togetter.com
という反応があり、人文・社会科学系の先行が閉鎖ターゲットかという危惧になっている。

一方で、中教審の当該資料の冒頭だと以下のように記述されている。まだ、ここまでしか読んでいないけど。

直近のデータに基づく課程ごとの規模に関する現状について、特に人口 100 万人当たりの学位取得者を諸外国と比較してみると、修士、博士のいずれについても、諸外国に比べて人文・社会科学分野の取得者の割合が極端に低く、全分野でみても、修士はアメリカ、イギリス、フランス、ドイツに対して、我が国は3分の1程度の水準にとどまり、博士についても、アメリカ、イギリス、ドイツに対して2分の1程度の水準にとどまっているという現状にある。

「2040年を見据えた大学院教育のあるべき姿 ~社会を先導する人材の育成に向けた体質改善の方策~」(審議まとめ) p. 7)

iTunes経由のiOSアップデートでCドライブの容量が圧迫される

WindowsのCドライブの容量がいつのまにか足りなくなっていた。アプリをいくら調べてもわからず、フォルダごとに容量をチェックしていたら、最終的に C:\Users\「Windowsのユーザ名」\AppData\Roaming\Apple Computer\iTunes\iPhone Software Updates いかにあるiOSのファイルが50GBぐらい容量を食っていた。直接ファイルを削除して容量を回復した。

beadored.com

メモ:国立大学個別入試解答原則公開

www3.nhk.or.jp

このため、全国86の国立大学でつくる「国立大学協会」は、これまで、各大学の判断に委ねてきた試験問題や解答例について、ことしの入試から、すべての大学が原則公表する方針を決めました。

選択式など答えが1つに決まった問題だけでなく、記述式の問題についても、標準的な解答例や出題の意図を公表するよう求めています。公表は、試験のあと速やかにホームページなどで行うとしています。

www.janu.jp

ただし、一義的な解答が示せない記述式の問題等については、原則として出題の意図又は複数の若しくは標準的な解答例等を公表する。

以前書いたエントリーで懸念していたのは部分点の取り扱いに対する異議申し立てがあったときの対応コスト。これの財政的な手当てはないんだろうなぁ。
next49.hatenadiary.jp

9割5分の受験生は採点基準の適用の仕方について問題なく感じたとしても、5分の学生が問題視したとき、話は面倒になる。部分点の適用はどうしてもぶれるわけで、何人かは部分点を根拠に「私の答案なら合格のはずだ!」と主張してくるかもしれない。このとき、出題ミス、解答ミスならば逆に話は早いのだけど、採点基準の適用の仕方のブレによる部分点の与え方の違いが原因だと、これを異論を申し立てる受験生に納得させるのはかなり厳しい。ここで人的・時間的コストが費やされると、翌年度から「ブレないような問題を作ろう」みたいになって、個別入試のセンター試験化が起こる可能性がちょっとだけ存在すると思う。

どちらかといえば、役所側の立場にいる人間としては、95%の人が良いねといってくれても、5%の人が激烈に文句を言ってきて、こちらのリソースを圧倒的に消費してしまう場合は、それ自体を止める(やらない)選択をしがちなような気がしている。5%の人の文句(正当か、正当でないかを問わず)に対するリソースが準備できていないかぎり、その文句で他のリソースも消費されるので、業務全体に影響がでる。そのとき、ほとんどは良い評価が下されない傾向にあるような気がする。たぶん、入試解答の公開は、陰謀論や大学の傲慢さが原因というよりは、5%の人の文句に対するリソースが準備できていない(できない、できそうに思えない)からではないかと思う。こういう判断は、結局、トップの決断とリソース分配でどうにでもなることなのだろうけど。