ガソリン車産業の終わり、その次の始まり

どの分野(人文学であっても)大学生および大学院生は以下のページにリンクのある「シリコンバレーD-Labプロジェクトレポート」について、ひととおり目を通すべき。たとえば、これから10年くらい都市部に住んだり、勤めたりするなら、運転免許の取得を考えなしても良いかもしれない(教習所代数十万円を節約できる)。
www.meti.go.jp

私は別件でこれに似た話を聞いたのだけど、コネクテッドカーについてちょっと誤解していた。従来の匠の技で複雑な部品をくみ上げるガソリン車に対して、モーターやバッテリーなどのコモディティ部品をつなぎ合わせて車を作るからコネクテッドカー(connected car)なのだと思っていたら、情報ネットワークにつながるからコネクテッドカーなのね。

日本のガソリン車産業がガラッとなくなる(変わる)というのも、かなりな影響があるけど、車の台数が大きく減るということは他の産業にも影響が来る。ちょっと、ブレーンストーミング的に考えてみる。

  • 保険業界(別件の講師がこれを主張)
  • 駐車場業(都市部だったら、とりあえずコインパーキングにして遊休地減らすというやり方されているけど、車減るならこの運用は無駄になる)
  • 都市部の住宅関連産業(人口密度が多いほどUber系の車が利用しやすくなる&駐車場分を住面積に費やせる)
  • 発電機・大規模蓄電池業界(災害が多い日本では、停電を考慮した設備が必要)
  • 宅配業から配達ロッカー運営業へ(任意の場所に車でとりにいけるのならば、配達ロッカー倉庫作って、そこに来てもらえばよい。自宅のドアの中まで運んでもらうのは別料金に)
  • 趣味の「ガソリン車運転」:運転場、免許制度、保険、カスタムカー
  • 移動できる自室としての「クルマ」に代わる何か:自動運転ならば窓がなくても良い。完全隔離密室可能。
  • 自己表現の一形態としての「クルマ」に代わる何か
  • 利用目的、利用人数、利用状況に応じた車:子供のお迎えカー、恋人カー(デートカー)、帰省カー、買い出しカー、病院カー、飲み会カーなど
  • 保育園・幼稚園・小学校への親の送迎 → 子供が親を会社にお迎え(保育士・教員が子供をを自動運転車に乗せると車がが会社に親を迎えに来る。親の仕事は強制終了)
  • 在宅ワークから在車ワークへ:コネクテッドカーの中がオフィス。朝は子供と一緒に乗車して保育園へ。会社に行く必要がなければ保育園脇で仕事。打ち合わせが必要な時はその近辺に移動。お迎え時刻には再び保育園へ
  • 移動教室:運転しなくてよい。事故が起こらないのだから、移動時間を学びの場にしてしまう。学校を授業しながら発、途中で実地見学、授業しながら学校へ。あるいは東京から1時間かけて近隣県に帰る人を相乗りにして授業しながら共通のターミナルへ移動。出勤時と帰宅時が学びの時間に。

だめだ、頭固い。思いつかないなぁ。