以前は偏頭痛持ちだった

はぴらき合理化幻想: 一時的なギラギラで視野が欠けて目が見えなくなる閃輝暗点、その後に偏頭痛になる症状を読んで、小学校高学年から中学生のころにかけて偏頭痛持ちだったことを思い出した。前兆ありの偏頭痛なので古典的偏頭痛と診断された。

片頭痛という名称の由来は頭の片側が痛むこととされています。たしかに左右どちらか片側に頭痛が起こる場合が多いのですが、実際には4割ちかくの片頭痛患者さんが両側性の頭痛を経験しておられます。片頭痛は前兆の有無と種類により「前兆を伴わない片頭痛」と「前兆を伴う片頭痛」などに細分類され、以前はそれぞれ普通型片頭痛、古典型片頭痛と称していました。
日本神経学会: 神経内科の主な病気 代表的な神経内科の病気「頭痛」より)

私の場合は、前兆(閃輝暗点)が10分ぐらいでどんどんひどくなっていき(最初は目が疲れているのかな?というぐらいから、どんどんと見えなくなっていく)、その後かき氷を早食いしたときのキーンという頭を締め付けるような痛みが2〜3時間続き、痛みが和らぐあたりで、かなり強い吐き気が3〜4時間続くというものだった。全部終わったあとも動くと頭がちょっと痛いという症状だった。母方の曾祖父や伯母・叔母が偏頭痛持ちだったそうなので遺伝なのだと思う。

偏頭痛が始まると何をしても痛みと吐き気がおとずれるので精神的にかなり消耗した。症状がでているときの心の荒み方はひどかった。「俺がこんな痛い思いしているのに、他のやつらは痛くないなんてひどい。滅んでしまえ」と何度も思った。今から思うとそんなに対した痛みじゃないのだけど、そう思っていた。間違った意味での「健全な肉体に健全な精神がやどる」を実感していた日々。

当時、診察を受けたときに説明されたのがリンク先でも説明されているメカニズムだった。なので、偏頭痛=閃輝暗点というのが私の認識。

簡単に言うと次のとおり。

  • 何らかの原因で脳の視野を司る部分の血流量が減ることによって閃輝暗点が発症する。
  • 血流量を増やすために血管を拡張しようとするので、それにより圧迫された部分が偏頭痛になる。

閃輝暗点に関する引用は次のとおり。
はぴらき合理化幻想: 一時的なギラギラで視野が欠けて目が見えなくなる閃輝暗点、その後に偏頭痛になる症状より)

中学2年生ぐらいがピークで、数ヶ月に1回。ひどいときは連日発生していたが、高校に入るあたりで症状はでなくなり(一度、脳震盪起こした後に発生しただけ)、大学以後は一度も発生していない。

片頭痛には変異型があり、脳幹に由来するもの(カルシウムやカリウムイオンの細胞間輸送の機能不全が特徴的である)や、遺伝的性質のものなどがある[8]。双子に関する研究で、片頭痛を発症する傾向への遺伝的影響が、60〜65パーセントの確率であることが分かった.[9][10]。さらに変動するホルモンレベルも、片頭痛と関係がある。思春期前には男女ほとんど同じ数だけ片頭痛を発症するのに対し、成人患者では実に75パーセントが女性なのである。片頭痛は妊娠中にはあまり発症しなくなると知られているが、中には妊娠中の方が頻繁に発症するという人もいる[11]。
ja.wikipedia:片頭痛より)

思い出したのでメモ。