プロブロガーが忌避されるのは平凡な人間が多いから

アフィリエートを軸に、ブログ運営を主たる収入とするためには、安定したPage Viewが必要となる。安定したPage Viewを得るための王道的方法は、面白いと思われるコンテンツを定期的に提供しなければならない。

多くの場合、アウトプットするためにはインプットをしなければならないけど、1日1本〜十数本の記事を書かなければならないならば、あっという間にアウトプットの量がインプットの量を超えていく。読書や新聞閲覧、Web記事閲覧などの情報収集は典型的なインプットであるがどうしたって時間がかかる。手軽にアウトプットできるのは自分の体験や考えだけど、これも365日書いていたらどんどんと尽きていく。だって、毎日人を引き付けるぐらい面白い体験している人間なんてほとんどいないもの。

じゃあ、どうやってPage Viewを安定的に稼ぐかを考えていくと、簡単な方法として炎上してみたり/させてみたり、他人の書いた面白いコンテンツを流用することが思いつく。そして、実際にそれを実施していく。

Page View は面白さの代替指標として使われることが多いので、はてなブックマークなどのキュレーションサービスなどで取り上げられることが多くなる。取り上げられたエントリーがどぎつい週刊誌を思わせるエントリーばっかりなら、キュレーションサービス使う人はうんざりする。面白いエントリーが欲しくてキュレーションサービス使っているのに、そうでないのだから当然。以上の、風が吹けば桶屋が儲かる式の流れで「プロブロガー=忌避すべき」という経験則が蓄積されていく。

アフィリエート収入はあくまでもサーバー代や副収入の位置づけだったり、複数人体制で安定したコンテンツを生み出す準備があるならば炎上商法やパクリ商法になりづらいと個人的には思う(まあ、2chまとめサイトなどは複数人体制で炎上&パクリを全力実施なのだけど)。

淘汰を潜り抜けてきたプロのエッセイストや作家だって、毎週の締切に悩まされているのだから、誰でも参加できるブログの世界で毎日面白コンテンツというのはあんまりにもハードルが高いと思う。