IATテスト

以下の記事で紹介されている潜在的連合テスト(Implicit Association Test) が興味深い。測定結果の解釈にはいろいろとあるだろうけど、測定してみようというのが素晴らしい。そして、世界銀行では管理職研修で測定し、可視化して本人にバイアスを気づかせているというのも素晴らしい。

上記のデモンストレーションで白人/黒人と異性愛/同性愛、女性-男性/科学-人文学のテストをしてみたけど、頭つりそうになった。どちらも回答エラーが多すぎるというメッセージがでていたけど結果は以下のとおりだった。

  • 白人/黒人:黒人よりも白人の方に弱程度の自動的選好がある
  • 異性愛/同性愛:異性愛よりも同性愛の方に弱程度の自動的選好がある
  • 女性-男性/科学-人文学:女性-男性と科学-人文学の間にほとんど連合が無い、あるいは無い

白人/黒人はそうだろうなと思っていたけど、異性愛/同性愛は意外だった。なんせ、周りに同性愛者いないので。女性-男性/科学-人文学の場合は、人文学の女性研究者がいるイメージがなく、科学の分野の方が女性研究者が多いイメージがあるのが影響していると思う。芸術系や文学系に知り合いがいないというのが大きい気が。