アンワル氏の入国拒否

共同通信の記事見て「騒がれてからアナウンスって一番ダメな展開な気が」と思ったけど、時事通信の報道だと説明済み?

【クアラルンプール時事】マレーシアの野党連合の指導者であるアンワル元副首相は20日までに、成田空港で日本への入国を拒否されたとして、日本政府の対応を非難する声明を発表した。日本側は、出入国管理法に基づく措置としている。 

笹川平和財団の招きで打ち合わせのため19日に日本に入国する予定だったアンワル氏は、同日に成田空港で入管当局に止められ、そのまま帰国した。過去に職権乱用罪で実刑判決が確定し服役したことが、入管法で定める入国不可の理由に該当したという。

ただ、アンワル氏は服役後も、昨年などに日本に複数回入国している。これについて日本外交筋は、今回は文書による事前申請がなかったなどと説明している。(2014/01/21-00:16)
時事通信:アンワル氏、日本入国拒否される=マレーシアの野党指導者

マレーシアで野党連合を率いるアンワル元副首相は20日までにブログで、自身が19日朝に成田空港に到着した際、日本への入国を拒否されたと明らかにした。空港の入管当局は、アンワル氏が過去に問われた「同性愛行為」などの事件が理由と告げたという。

東京入国管理局成田空港支局は「個人情報なので答えられない」としている。

アンワル氏は1998年に政治腐敗を批判して当時のマハティール首相と対立し失脚。同性愛行為などを理由に起訴されたが、2004年に無罪が確定した。アンワル氏は08年に別の同性愛行為をしたとする罪に問われており、係争中。

ブログによると、アンワル氏は日本財団笹川陽平会長の招きで訪日する予定だった。アンワル氏は06年以降、3度にわたり「何の障害もなく日本に入国してきた」と説明。「日本政府の不当な措置に最も強い言葉で抗議する」としている。(共同 2014.1.21 00:41)

産経新聞:アンワル氏の入国拒否か 成田空港、「事件」理由に

マレーシアの野党指導者アンワル元副首相が日本への入国を拒否されたことに関して、在マレーシア日本大使館は21日、「アンワル氏は入国に必要なビザを所持していなかった」との見解を明らかにした。

昨年7月以降、短期滞在で訪日するマレーシア人はビザを取得する必要がなくなった。大使館の広報担当者は「ただし、過去に犯罪歴がある場合は引き続きビザの取得が求められる。アンワル氏はこれに該当する」と説明。事前に在マレーシア日本大使館から来日に問題はないと聞いた、とのアンワル氏側の言い分についても、「照会は確認されていない」と話した。

アンワル氏はマハティール元首相時代の1998年に副首相を解任され、権力乱用の罪で有罪判決を受けた。背景には両氏の政治的な確執があったとされる。(シンガポール=都留悦史)
朝日新聞:マレーシア元副首相入国拒否、理由は「ビザが必要」

マレーシアの野党指導者、アンワル元副首相が19日に日本への入国を拒否され、アンワル氏が所属する人民正義党の支持者ら十数人が21日、在マレーシア日本大使館前で抗議した。一部は日の丸を踏みつけたり、燃やしたりして「日本製品をボイコットせよ」「日本人は出て行くべきだ」と訴えた。

大使館側はアンワル氏が1999年に「職権乱用」の罪で有罪判決を受けたため、懲役・禁錮1年以上の刑が確定した外国人の入国を原則禁止する入管難民法の規定に従ったとシャムスル氏らに説明した。

大使館によると、アンワル氏は2011年と12年に訪日した際には日本政府に「特別な配慮」を求める書簡を事前に提出した。今回はそれがなく、大使館側もアンワル氏の訪日予定を把握していなかったという。(共同 2014.1.21 22:51)

産経新聞:日の丸燃やし、アンワル氏入国拒否に抗議 マレーシア野党支持者

四  日本国又は日本国以外の国の法令に違反して、一年以上の懲役若しくは禁錮又はこれらに相当する刑に処せられたことのある者。ただし、政治犯罪により刑に処せられた者は、この限りでない。
出入国管理及び難民認定法より)