侵略の定義に関する決議を書いたときに無視した風俗、慰安婦、慰安所関連の部分についてシノドス:橋下徹大阪市長「米軍の風俗業活用を」はいかなる文脈で発言されたのか(2013年5月13日)大阪市長・橋下徹氏ぶらさがり取材全文文字起こしを読んだので、せっかくなので自分の考えをまとめておく。
- 風俗業の客(提供されるサービスを受け取る側)のほとんどは男性である(あった)というのは観測されてきた事実
- パートナーがいない男性がたくさんいる地域において、「風俗業」が栄えるというのは観測されること
- だから、従来は男性主体だった軍隊駐屯地の周辺に風俗店が多いとうのも観測されていたこと
- 需要と供給が釣り合うから継続的にサービスが提供されるという事実から、風俗店を使う利用者がいたというのも妥当な推測の結果
- 風俗店の有無が強姦などの性犯罪を防ぐ手助けになるかどうかは、ポルノが性犯罪抑止に貢献しているかどうかと同じような実証が難しい問題(簡単に検証実験を行えない問題)
- 男性が客の風俗業は平均的にサービス提供側が、サービスを消費側よりも身体にダメージ受けるリスクが高い
- 妊娠(女性の場合)やけが、性病がある
- 稼ぐために回数をこなす必要があるので、妊娠(女性の場合)やけがの確率、性病の罹患率が上がる
- 基本的にリスクが高い職業は、みんなが希望する就職先とはみなされない
- 歴史的経緯や損失と利益の評価の観点から、風俗業はあこがれの就職先になっていない
- このため、自分を含め、自分の知り合いに積極的に風俗業を勧める人は多くない
- 自分のパートナーが他者と性交渉をするのをなんとも思わない、あるいは愉快に思う人はそれほど多くない
- もし、とても多いなら恋愛をテーマにした各種作品が商品になっているはずない
- 各種神話でも浮気は非常に重要なテーマ
- なので、安定して金銭を得るためには回数をこなさなければならない風俗業に自分のパートナーを喜んで送り出す人は多くないはず
- 常に需要はあるという状態
- でも、みんなが積極的に参入してくれるわけではない
- 本質的には参入に高度な技術が必要とされない(ほぼ、誰でもOK)
- 使い捨てを前提として、各種方法で安値で集めて、高値で売ることで利益を得られる可能性がある
- 現在の状況として、風俗業はみんながあこがれる職業になっていないので、その職にあった人を蔑視したり、差別したりしてよいかといえば、それは別の話
- 参入に高度な技術が必要とされない職業は、のっぴきならない事情でお金を稼ぐための最後の方法でもある
- 自分に関係ない人ならば、関係ないから差別・蔑視する必要がない
- 自分に関係ある人ならば、結局は自分とその人との距離、交友関係の深さに依存する
うん、うまくまとまらないや。