未踏IT人材発掘・育成事業クリエータ委託契約(旧 未踏ユース)公募中

名称がターゲットたる中学生〜大学院生までに見慣れない言い回しになっていますが、旧 未踏ユースの2013年度公募が始まったようです。公募期間は2013年4月23日(火)から 2013年7月17日(水) 12時00分(正午)までとのことです。

プレスリリースと未踏IT人材発掘・育成事業のページの二本立て。わかりづらい。

公募要領より抜粋。

(1) 提案者の要件
提案者は、以下の条件をすべて満たすことが必要です。

  1. 個人又は個人からなるグループであること。(法人格のある組織としての提案は受け付けません。)
  2. 2013 年 4 月 1 日時点で 25 歳未満であること。(グループの場合、全員が 25 歳未満であること)
  3. 過去 3 年以内(2010 年度以降の)未踏 IT 人材発掘・育成事業において、チーフクリエータまたはコクリエータとして採択されていないこと。
  4. 過去採択者は今回の申請テーマが過去採択時のテーマと大きく異なること。
  5. これまでの未踏ソフトウェア創造事業及び未踏 IT 人材発掘・育成事業において、「天才プログラマー/スーパークリエータ」として認定されていないこと。
  6. 採択テーマの人材育成/開発期間を通して日本に在住していること。
  7. 組織に所属する個人又はグループが提案を行う場合には、本事業による支援措置を受けること及び開発成果が個人又はグループに帰属することについて、所属組織が予め了解していること。未成年者の場合は、本事業による支援措置を受けることについて父母もしくは同等の親族、保護者等が予め了解していること。また、父母もしくは同等の親族、保護者等が契約当事者(法定代理人)となること。
  8. 提案テーマを活用して、日本の IT 産業の発展に寄与する意欲があること。

コーディングを支える技術の西尾 泰和さんCiNiiの大向 一輝さんSoftEtherの登 大遊さんRubyのエンジン部分であるVM(仮想マシン)「YARV(ヤルフ)」の笹田 耕一さんJenkinsの川口耕介さんウダリストの宇田 道信さんらも未踏・未踏ユースプロジェクト出身です(注:ここに列挙した方は私がすぐに思いついたというだけで、他の人がどうのこうのというわけではありません)。

未踏 IT 人材発掘・育成事業の良いところは、これらの未踏・未踏ユース・未踏 IT 人材発掘・育成事業のOB・OGとの人的ネットワークを作る機会も多く用意されている点にあります。

上記の条件を満たしている方で「やっても良いなぁ」と思っている人は、とりあえず申請書だけでも作ってみてはいかがでしょう?仮に応募しなくてもやってみようというアイデアをまとめてみるプロセスがいろいろと勉強になると思います。ちなみに、本当に応募する予定の人は周りの大人に申請書を読んでもらいコメントもらうのをおすすめします

また、期間限定で日経ビジネスの特設ページ閲覧および未踏の小冊子のダウンロードができるようです。

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