営業の人や大学の事務の人たちは配布資料をつくるツールとしてのパワーポイントが好きな印象。たぶん、お絵かきがが簡単だから。上記のまとめにあるとおり、ごちゃごちゃして「誰に何をつたえるための資料なんだ?」というのによく拝見します。
一方で、卒論生や修論生はパワーポイントを完璧にまで作りこんでください。誤字・脱字があっても意味がわかるよねという姿勢は許されません。その理由は「あなたの発表なんて誰も聞きたくないから」。あなたが誤字・脱字という時間さえかければ発見できるようなミスすらそのままにしているということは、あなた自身が自分の発表を大切にしていないという証拠になります。発表者すらどうでもよいと思っている発表をあなたの発表なんて聞きたくない聴衆が聴いてあげる必要はありません。人生には楽しいことがたくさんありますので。
思いついたことを一生懸命話せばみんなが耳を傾けてくれる期間は終わりです。あなたの発表内容に価値があるというならば、価値があるということをあなた自身が手練手管を駆使して伝える必要があります。卒論発表や修論発表はそのような発表技術を学ぶという目的もあるのです。
追記(2012年1月1日)
誤字とか低レベルなことでなく、いいパワポの具体例を示そうよ。それにパワポを作りこむのは愚行です。大事なのはわかりやすく伝えること。それはこういうことです。http://tsutawarudesign.web.fc2.com/
低レベルなしょうもない間違いだからこそ「見直していない」と思われるというのがポイントです。大事なのはわかりやすく伝えることというのはおっしゃるとおり。
良い発表資料の作り方については以下の本がお勧めです。
学生の誤字、脱字は誤って覚えているとみなされ引用方法の間違いは引用ルールの不勉強とみなされる。ここでいうきっちり作れってのはそういうことじゃないの。
というよりも「自分の資料を良く見返していない」「真剣に取り組んでいない」とみなされるのだと思います。