はじめに
お願いだから研究室でだけでも、本当にやり方がわからないときだけ「やり方がわからない」と言ってください。そうじゃないと、面倒なんです。
実行するのが面倒なのでやりたくない場合
「私は、目的を達成するために何をどうやるのかは理解しているんですが、それを実行するのは面倒なのでやりたくないんです。別の効率的な方法がありませんかね?」と言いたいのを「やり方がわからない」と言う危険性は何があるかというと。
- 既にやり方を説明していたり、そのやり方が自明のことだったりすると「こいつバカだな」と思われてしまう
- やり方を説明された後、「はい、それをやるのは理解しています」と言うと「こいつ、俺を試したのか?」とか「こいつ、俺をバカにしているのか?」と思われてしまう。
- 本当に知りたい「別の効率的な方法」にたどり着けない可能性がある(それを求められているとは思わないので)。
どう言い換えるか?「〜をやるときに、・・・という点で時間がかかるのですが、この作業を短縮する方法はないでしょうか?」と尋ねる。
このやり方でうまくいくのか不安な場合
「目的を達成するために、何をどうするのかはわかっているのですが、このやり方でうまくいくのか。もしくは、私がうまくやり遂げられるかわかりません。私がこれをやりとげられることを保証してくれますか?」と言いたいのを「やり方がわからない」と言う危険性は何があるかというと。
- 一つ前と同上
- やるべきことも分かっており、難しい点や面倒な点がないのにも関わらずやらない。この事実から「これは何の嫌がらせ?」と思われる。
どう言い換えるか?ほとんどの場合、うまく行くかどうかはやってみないとわかんないだから、やる前に保証はできない。なので、テストケースとしてちょろっとやってみてから「〜という範囲で・・・をやってみたところ、ホゲホゲという結果になりました。このやり方で続けても大丈夫でしょうか?」と尋ねる。
そもそもそれをしたくない場合
「それをやることに意味/価値が見出せません。だからやりたくありません。」と言いたいのを「やり方がわからない」と言う危険性は何があるかというと。
- 一つ前と同上
どう言い換えるか?言い方は工夫するとしても素直に「それをやることに意味/価値が見出せません。」と伝えるべき。
おわりに
恋の駆け引きでもないのに、言葉の裏を探るのはしんどいです。