ヨーロッパではスーパーマーケットではないディスカウントストアが隆盛を極めています。ディスカウントストアは日本では考えられないバーコードの印刷で、レジスピードの常識を超えました。効率と削減をキーワードに数々の工夫がみられます。
また、その成長の裏にはたくさんの特徴があります。最初にレジのスピードの早さをあげましょう。レジに並ぶと幅50cm×長さ5mのベルトコンベアの上に商品を並べておきます。仕切りが用意されているので、他の人の商品と区別する為に前後に置きましょう。
ベルトコンベアのレジ側の先端にはセンサーがついていて、レジ係が商品を手に取っていくと間を自動的に詰めていってくれます。バーコードリーダーは据え置きで底面と前面の二つで読み取っていきます。商品には4つや5つと多数の面にバーコードが印刷されていて、レジ係はバーコードを探す必要がありません。右手で取って、左手に流すだけでいいのです。
底面は電子秤にもなっていて、野菜、果物を測ります。ヨーロッパでは日本みたいなパック販売は少なく、大抵1kgあたり0.99ユーロと従量制です。レジを通した商品は再度カートに移して、レジから離れた後でパッキングします。だから、後ろはつっかえません。この一連のシステムはとても効率的で、たとえ前の人がカートを満載していてもスムーズに自分の番がやってきます。
ベルギーでこの記事にのっていたカルフールで買い物したけど、店側の人員削減および労力削減策としてはよいと思うけど、客側からすると対して効率よいようには感じなかった。近所のダイエーの方がよっぽどスピーディー。
客側も慣れていて、このシステムに協力している場合はスピーディーなのだけど、一旦、客が追加的な要求をだすと、あっという間に列が滞る。私のときには、おばあちゃんがワインの瓶を包んでもらう要求をしていたので、それのやりとりで滞っていた。また、効率化の影響下レジ係が明らかに訓練不足であるので追加要求にこたえられない感じ。
レジ袋有料制は、レジでの時間当たりの人数をさばく観点からすれば、強引に渡しちゃう方が早いような気もする。
日本の今のやり方だとレジ係にある程度の訓練が必要だけど、効率で言えばどっこいなのではないかと思う。
万引き防止のためか入口と出口を完全にわけて、買い物しない人をあらかじめ入れないようにしていたけど、この仕組みは2〜3年以内に日本のスーパーにも導入されそう。
あとついでに思ったことをメモ。