レッテル貼りでなく発言の中身のチェックを

大阪芸術大学 芸術学部哲学教授の純丘曜彰さんは、似たようなエントリーを同じ日の夜に二箇所に書いて何したいのだろう?

寄付講座だけで、東電は東大に5億円も流し込んでいる。一方、長崎大学は、その買収的な本性に気づき、全額を東電に突き返した。水俣病のときも、業界団体は、東大の学者を利用して世論操作を行い、その被害を拡大させてしまっている。いま、同じ愚を繰り返してはならない。

スポンサーを悪く言いづらいのは誰でも一緒なので、100%信用できるかといえばそうでもないと思う。でも、そんなの程度問題だから、こういう状況では発言内容の理屈と根拠で判断するしかない。

11日に地震が起こって以後のNHKなどに出て解説していた大学の先生方と海外の原子力関連の専門家の意見はほぼ一致していたと記憶している(たぶん、今でも一致している)。寄付金をつっかえしたという長崎大学の先生も福島入りして「今の状況ならば大丈夫です」といっている。信用できないならば、発言の中身を批判するのが筋だろうに。

発言内容でなく発言者によって、信頼性を検討するならばGoogleで「純丘曜彰」として検索してみるべき。この方は元々物議を醸す発言を繰り返しているのが良くわかる。

追記:

純丘曜彰氏の主張についてより詳細に検討されている。