問題を解決するのが目的、システムはその道具

とある大学院生の苦悩

簡単に言うと、やりたかったことがもうやられちゃった場合どうすればいいの?ビジネスや趣味として開発している場合なら「先越されちゃいましたー、失敗プロジェクトです残念!」と言えるかもしれないけれど、研究の場合はこれまで議論してきた時間コストの消費はもう取り返しがつかない。

あるある。研究の売りを「0(ゼロ)から1」にした点でなく、「1を10にした」点に切り替えれば良いと思う。具体的にいえば、問題解決の観点からいえば先行システムに不備があることを指摘し、自分のシステムにはその不備がないことを言えば良いと思う。

情報システムはあくまで道具。そもそもの問題に目を向けて、問題を解決 or 緩和するための情報システムにとって必要不可欠な要求を分析し、機能を定義する(実際にこのシステムが実現できるかどうかはとりあえず考慮しない)。その上で、既存のシステムと自分の作ってきたシステムを要求を満たしているか、満たしているならばどの程度満たしているかを判定し、優劣を比較したら良いと思う。

自分のシステムが既存のシステムより劣っているならば、一番超えられそうな点に着目して、改良したら、小さいながらも新規性をアピールできるはず。がんばれ。