- まさに悩む力、考える力ですね。
- 藤原 ここで、もう1つ新しい言葉を出すけど、情報編集力というのは「納得感」でもあるんですよ。つまり、ここで出すべき最適解は自分が納得し、かつ関わる他人が納得できる解なんですよ。今、こうしてオレは皆さんに話しているけど、オレだけが悦に入っていたらただの自己中じゃない。自分自身も納得するけど、記者の皆さんや日経ビジネスの読者の方々が納得してくれなければ意味がないでしょう。
なるほど、「自然な疑問」を持たないように訓練されていると価値の判断基準が自分の外にある人間は表現者になれないですね。
私のオススメの脱「正解主義」のちょうど良いエクササイズは卒業研究です。「修正主義」に求められているエッセンスが満載ですよ。
- 研究と勉強の本質的な違い
- 勉強の話
- 大「脳」洋航海記:「勉強は嫌いだけど研究は好き」と言っても理解されない理由
- Archives:卒業論文はそれなりの多数にとって必要
- ハーバード大学医学部留学・独立日記:常に暫定的な答えがあると考えた方が生きやすい
- 赤の女王とお茶を:研究とは「パンク伝統芸能」である
小学校からこの問題への対処を考える場合は、まずは自分の「納得感」を他人に伝える練習からだと思います。そのスタートは他人には絶対に否定することが不可能な「主観」からスタートするべきで、そういう意味で、今こそ芸術鑑賞の技術が見直されるべきだと思うのです。