リンク:明石市教育委員会:不登校対策:学校教育

応用行動分析学&特別支援教育探求道:不登校予防のための早期対応システムで知った明石市教育委員会:不登校対策:学校教育で公開されている「不登校未然防止のための早期対応マニュアル『ストップ不登校あかし』」と「保護者向けリーフレット『ストップ不登校』(平成21年2月配布)」を読んだ。よくできたマニュアルだ。

不登校はいけないことなの?

学校を休むことを一概に「良い」「悪い」といった物差しで計ることはできません。体調がすぐれない時など、必要に応じて休息を取ることは大事なことです。
しかし、欠席が長引くことで、家庭から出られなくなったり、他の人との関わりが持てなくなることが問題だと考えられています。
(「保護者向けリーフレット『ストップ不登校』(平成21年2月配布)」より)

現場の先生たちもこのようなマニュアルがあればある程度安心して対処できると思う。ただし、これをちゃんと実現するためには少人数学級+複数担任制が必須だと思う。このマニュアルでは、核家族化社会以前の斜めの関係の役割を学校の先生が引き受けることになるので、負担が大きいように見える。なんせ、1日学校欠席した場合でも欠席理由が怪しければ家庭訪問しないといけないので。共働き&三次産業従事者が大半の社会になったら、学校の役割はこの方向に進まざるを得ないだろうなぁ。

小・中学校の先生の役割は、勉強を教える+社会規範を教える+子育て支援になると。勉強+ちょっとした社会規範を教えるならば一クラス一担任でいいだろうけど、子育て支援が業務に加わるのであれば、一クラス二担任が最低条件でしょ。そうじゃなければ、教師の家庭が崩壊しちゃう。

大学の教育学部はこの方向の未来を見据えてカリキュラムの改変はしたら学生を集められるのでは?