「このテーマに興味がある」というだけでは、何故いけないんですか?

はてな匿名ダイアリー:おめーらそのくだらねえプライドをなんとかしろよで書いてあるやり取りが懐かしい。私も学生のときにそう思ったことがある。

あなたのテーマは面白いと思うけど(これはウソのこともあるけど、とにかく)、もう少し一般的に、素人が読んでも、なるほど、この研究は意味があるんだね、と思ってもらえるようなリサーチクエスチョンとか、イントロダクションを、最初と最後には入れたほうがいいよ。(最後は、この研究が完成したときのインパクト、みたいな項目が実際にあるしね)

といわれたことに対して

このテーマに興味がある、というだけで、なぜいけないんですか?自分は、そうやって素人に媚びるようなことはできない。

そういいたくなる気持ちはすっごく良く分かる。わかるよぉ。

「このテーマに興味がある」というだけでは、OKなケースは、そのテーマをやり遂げる資金、労力、設備がすべて自前でまかなえるときだけ。資金、労力、設備において誰かの助力が必要ならば、「このテーマに興味がある」だけでは不十分。どうしてそのテーマは興味がもてるものなのかを、助力者が理解できるように説明できないといけない。なお、これは研究に限ったことではなくどんなことに関しても一緒。

はてな匿名ダイアリー:おめーらそのくだらねえプライドをなんとかしろよの著者の方も書いているとおり、「このテーマに興味がある、というだけで、なぜいけないんですか?自分は、そうやって素人に媚びるようなことはできない。」と発言した人は、本当にそう思っているんではなくて、自分を否定されたと思ったからそれへの反発としてそう言っているだけだろうけれども。

なんで、反発するのかといえば、言われたことが本当のことだからだと思う。私は、自分の至らないところが伝えられ、しかも、それが本当であるとき、思わず逆切れして、相手の言ったことを取り消させようとしてしまうことがあった。そのときも薄々、その夜に寝る前にははっきりと「相手の言ったことが正しい」とわかるのだけど、自分で自分を制御できないときがある。

そんなときは、どれぐらい遅くなっても良いから、自分の至らなかった点を指摘してくれた人に
「あのときはせっかくアドバイスをくれたのに、あんな態度をとってしまってごめんなさい。あなたに、本当のことを言われて悔しくて自分を制御できなくなって、あんな行動をとってしまいました。本当にごめんなさい。そして、あらためてお礼を言わせてください。重要なことを指摘してくれて本当にありがとう。もし、よければ、今後も、私の至らないところがあったら遠慮なくしてきしてください。」
というような内容を伝えたら良いと思う。