こんなのでアカデミックハラスメントと言われたらやってられない

京都外国語短期大:学生にアカハラ、教授をけん責処分 /京都

京都外国語短期大(堀川徹志学長、右京区)は10日、授業内容の質問をしようとした女子学生(20)に対応しないアカデミック・ハラスメントをしたとして、男性教授(51)を6日付で口頭注意のけん責処分にしたと発表した。学生は大学に相談した翌日の08年10月15日から欠席している。

大学によると、教授は08年10月11日午前0時45分ごろ、携帯電話に連絡してきた学生に「こんな時間にかけるとは何だ」と激しく叱責(しっせき)。同13日午後1時ごろ、数回かかってきた謝罪電話にも対応しなかった。教授は最初の電話前、質問をメールで送ってきた学生に電話をかけてくるよう返信したが、時間などを指定していなかった。学内調査に「不用意なメールで、不注意だった」と認めたという。【朝日弘行】

学生に精神的苦痛、教授をけん責処分
京都外大

京都外国語大(京都市右京区)は10日までに、学生に精神的な苦痛を与えたとして、英米語学科の男性教授(51)をけん責処分にした。夜中の電話に腹を立て、学生を無視したという。
大学によると、教授は昨年10月11日午前零時半ごろ、短期大2年の女子学生から直前に受け取った授業の質問メールに、「1度電話を下さい」とメールで返答。15分後に学生が電話したが、教授は「この時間帯に電話してくるとは何事だ」と取り合わず、その後も電話に応じなかった。学生は精神的に悩み、以降の授業をすべて欠席した。
大学は「時間を指定するなど適切に対応すべき。学生に申し訳なく、本人も反省している」としている。

私が受けた躾から言うと、友達同士なら別として、先生に午前1時近くに電話かけて怒られるのは当然。謝罪についても「直接出向いて謝罪するのが筋」と思っていたら電話での謝罪を取り合わないこともあるだろうに(可能性としてこの先生は授業の日しか大学に行っていないのかもしれないけど)。教員側の落ち度は電話をかけて良い時間を指定しなかったことというのは何とも。まあ、時代が変わって携帯電話だったらいつでも電話かけてOK、電話での謝罪はメールでの謝罪よりも正式という世界に生きていればショックを受けるのかもしれないけど、誰か周囲にまともな大人はおらんかったのか?

でも、こういう話なら大学の学生相談を受け持つ部署が間を取り持ち、双方のギャップを解消すべきでしょう。教員側の対応も理不尽といえるレベルのことじゃないように見えるし。素朴に教員がかわいそう。

追記(2009/2/13)

今回の場合は学生があれれな感じですが、リアルなアカハラもありますし、逆に学生がそれを逆手にとってというのもありますのでここいらへんの話は難しいです。ご興味あればこちらもどうぞ。

追記2(2013/5/11)

電話やメールの使い方の差から生まれた悲劇なのでこうしたらよいのではという提案。