研究を進めるためのWhat to doをどう管理するか?

悩みをちょっと書き出して頭の整理をしてみる。

ますは、自分の研究のスタイルを考えてみる。

  1. 実現したいことはある、あるいは質問は立てられる。
  2. でも、それをどうやって実現すれば良いのか、また、どうやって答えれば良いのか(答えを見つければ良いのか)がわからない。
  3. とっかかりやそのものズバリの情報を探す。
    • とりあえず、関係ありそうなものは何でも列挙してみる
    • 列挙したものを自分が咀嚼するためにまとめてみる
  4. 副次的な新たな問いや実現しなければならないことを見つける。
  5. とっかかりやそのものズバリの情報を探す。
  6. 上記繰り返す
  7. 手を動かせる範囲まで落とせたら、手を動かしてみる(文章化する、式を立てる、絵を書く、プログラムを作る)
  8. うまくいくか試す
  9. 上記繰り返す
  10. ある程度まで外にお見せできる結果ができたら論文書く

また、所属研究室の方針と私が浮気性な関係で、同時進行の研究テーマが10個弱ある。

なので、上記の副次的な問いを探している途中に別のテーマの話も混ざっちゃったりして、自分が何をやっていて、何が分かっていて、何が蓄積されているのかわからなくなり、研究を進める上でとっても不安な状態。

各テーマごとに研究ノートを用意して、まとめれば良いのだろうけど、URLとか本の情報とか、論文からの抜きだしとかを考えると手書きの編集性がちょっと悪そうに思えて導入に踏みきれない。あと、毎日10冊近くのノートを持ち歩くのがちょっとなぁと思う。

じゃあ、パソコンの何かのソフトをつかえよということだけど、論文執筆とプログラムはLinuxemacs、ispell、lookupが使えないと死んでしまう)、講義の資料作成や申請書の作成、事務仕事はWindowsを使うので、OSの差に依存しないものが良い。じゃあ、Wikiを使えよということだけど、数式が扱えないとちょっと困る。論理の話とか、空間および時間の複雑さを計算するときとか。あと、研究のネタなので私以外に見られると困る。

以上、書いてみて分かったけど、「次の作業」管理術のGTDだと、研究話を総合的に管理するのは畑違いだ。もちろん作業はGTDで管理できるが、作業の結果を別の方法で蓄積しないとイケない。

道具に関する要求をまとめてみよう。

  • 複数のPC間で利用可能
  • LinuxWindows間で利用可能
  • 複数の研究テーマが同時進行していてもシステム上OK
  • LaTeXコマンドが使えるとHappy!(特に数式、cite、bibtex
  • Webページにリンクを張れる(クリック一発でリンク先のページに飛ぶ)
  • お絵描きが簡単にでき、書いたものを貼っておける
  • 簡単な構造化文書がかける(章・節・小節、箇条書き、表、参考文献、引用文)
  • 閲覧時は整頓されていて、見やすい(自分の汚い字をみたくないし、特に数式は綺麗に表示されないと後でとんでもない間違いを招くので重要。汚い計算過程は間違いを招く)
  • プログラムソース片の貼り付け可能
  • 編集可能・追加記述可能(調べはじめたり、書き始めないとわからないことがあるため、間違っていることもあるため)
  • ページ間の連携を自由に決めることができる
  • 編集履歴の自動管理
  • さくさく動く
  • 私だけが編集可能
  • 任意のページだけ許可された人間に閲覧可能にできればなおよし

あとで、研究ノートのデジタル版ソフトウェアがないかどうか調べてみよう。