起きていることはすべて「誰かにとって」正しい

そこで、まずは「起きていることはすべて正しい」と捉え、現状を受け止めることをお勧めします。この言葉は私の座右の銘でもあります。原油価格が急騰したことも、金融危機が起きたことも、否定したり嘆いたりしたところで現状は何一つ変わりません。それよりも、私たち自身のライフスタイルを見直し、どうしたらより長期継続的な社会を作れるかを考えた方が建設的です。

「起きていることはすべて正しい」という言葉は言い切りがすごいので反発する人も多い思うけど、勝間さんが言いたいのは当たり前の言い方で「起きていることは現実である」ということだと思う。今の社会は間違っているという指摘は、まあ、正しいのだけどその言葉だけで終わるならば何の意味がない。まずは、「起きていることは現実である」ということを理解し、その現実において自分がどうするべきかを考えるのが良いというのが上の記事の話だと理解した。

さらにいえば、「起きていることはすべて『誰かにとって』正しい」という認識が重要だと思う。現実を変えたいならば、今の現実を正しいと思っている誰かを説得する必要がある。だから、次に考えることは「誰がなぜ今の現実を正しいと思っているのか」を考えることだと思う。

相変わらず勝間さんはキャッチーな言葉を使うなぁ。