人物と役割と行為を切り分けて生きる

アメリカの大統領選の報道で、オバラさんとマケインさんの大統領選終了のスピーチが報道されている。ふたりとも戦った相手を貶めず、むしろ褒め称えている。当然、政治的な側面が多いとは思うけれども、こういう行為をとらないとネガティブなイメージを与えるというアメリカ人の考えが反映された結果だと思う。偽善かもしれないが、こういう行為と人、立場・役割と人を区別して評価するところは評価するという姿勢はとても気持ちが良いように思う。本音についてはもっと暗いところで親密な人たちを分け合えば十分。

オバマさんのスピーチ

マケインさんのスピーチ

アメリカのTVドラマなどで裁判所でガリガリやり合っていた弁護士たち同士が仲良くランチしているのを見て疑問に思っていたけど、これは人物と役割・立場、行為を切り分ける文化の下で成り立つ光景なのだなと再確認した。日本の社会もこういう風にしたい。まずは、自分の所属する研究室、および学科からだけど。