知り合いにFacebookに誘われたのだけど、正直利用状況が思い浮かばない。日本人しか友達がいない私の観点からすれば、Facebookの多言語化は不十分。どこいらへんが不十分かといえば、プロフィールの表示が一ヶ国語しか使えないという点。
Facebookはプロフィールに任意に書かれた出身校、勤務先、現住所から知り合いを探す機能をもっているのだけど、ここの検索は単純に文字列比較を行っているようで、英語表記と日本語表記を混ぜるとうまくいかない。しかも、自分の出身校の正しい英語表記がいまいちわからない。大学は英語表記があるが、高校はいったい?この結果、みんながまちまちな出身校を記載するので友達候補検索がうまく機能していない。
英語圏以外の利用者の利用も考慮するならば、プロフィールの自国語版を入力できる機能を用意すべきだったと思う。
一方で、Facebookの良いところは友達以外はプロフィールが見れない点にある。ここはmixiなどと違う。このため、mixiよりは個人情報の拡散をコントロールできる。あとは、status updates(日本語版だと「近況アップデート」)という機能があるところ。これを使って、今の状況を表示できるらしい。
以上の特徴からFacebookの利用方法を考えてみた。
研究室での登校状況確認
私の属する研究室は、ソフトウェア系の研究室であるため学生は研究室にくるとPCを必ず立ち上げる。この特性を利用して、学生の登校状況確認を行っている。現在は、研究室のWebサーバーから定期的にpingをうち、応答してきたPCを利用している学生は登校していると判断して、CGIプログラムでその旨を表示するようにしている。
これを用意した理由は、教授が教授室にいても、学生の登校状況をチェックできるようにするため。案外、便利なので研究室のメンバー全員で利用している。たとえば、休日に研究室に用があるときには登校状況のページを見て、研究室に誰かいるか確認し、電話で要件を伝えたりもできる。学生も私や教授が研究室(教授室)にいるかどうか確認し、相談に来ることができる。
「メッセンジャーでいいじゃない」という意見もあろうが、実はうまくいかない。理由は、教授、私、学生で使っているOSがMac OS, Linux, Windowsとばらばらなためだ。この3つに共通にかつ簡単にインストールし、常駐するメッセンジャーを探すのがめんどくさい。また、ping方式だと、能動的に何かをしなくても勝手に登校状況ページに反映してくれるのも良い。
ただし、この登校状況確認方式は本質的な問題がある。それは、登校しないと作動しないということ。当たり前だけど。自宅で研究を進める場合もあるし、教員が海外出張中のこともあるのでできれば、メッセンジャーのように研究モードに入ったときに状況が一覧表示されるように改良したい。
Facebookのstatus updatesはその可能性を感じるが、ログイン+自分で近況を更新しなければならないというのはいただけない。以下のツールは公開されていないかどうか?知っている人がいらしたらご教示いただきたい。