卒論の単位はお金で売ってしまうので良いのでは

上記の記事で話題の卒論代行についてGoogleで検索したら以下のようなものがあった。

ハッピーキャンパスは、著作権の管理に問題がありそう。どこの大学でも卒論や修論にかかわる発明は大学に帰属するという規定があることから類推するに卒業論文修士論文著作権財産権は大学が持っているはず。なので、学生が勝手にそれをアップロードして配布してしまうのはかなり問題があると思わる。こういうサービスが大手をふって利用されるようになると、今後は、位論文(卒論、修論、博論)提出時に著作権譲渡契約書の提出も一緒に求められるようになるのは確実。

Web teacher利用規約から抜粋

卒論

商品は、卒論の雛形ですが、必要であれば卒論雛形の内容理解をサポートする資料(A4一枚程度で背景や目的などを箇条書きにしたもの)をお付け致します。

基本的に、作成に一週間以上のお時間をいただきますが

  1. レポートの延長としての卒論:10万円〜
  2. 口頭審査等も含む卒論:25万円〜

2について、審査を精確に行う大学においては、お客様ご自身のご理解が非常に重要になってきます。お客様ご自身のご理解ができていなければ留年または除籍退学処分になるリスクもございますので、お客様のご理解をサポートする資料ならびに、雛形の修正なども含めてメールでの対応を行うため、お値段が1よりはお高くなります。我々は様々なご事情でご自身で取り組めない方を、内容の難易度如何に関わらずサポートできる数少ない事業者です。

申込時にまとまった金額が用意できないお客様には、一時金をお支払の上、残りの金額を身分証明書のコピー+賃貸消費契約書を締結の上で分割払いとすることも可能です。社会人になってからの複数回での支払いを希望されるお客様もおられるため、このような対応も可能となっております。

単純に作成代行・部分作成代行に当てはまらない案件もございますので、上記金額はあくまで目安としております。お値段を気にされるお客様もお気軽にお見積もりをお出しください。スタッフが誠実対応いたします。

修論

卒論と流れは同様ですが、修論の場合は、お客様ご自身のご理解の下、教官とのやりとりが頻繁に行われ、何度も書き直しを命じられることは普通です。複数回の修正ならびにお客様に対するご理解のサポートが卒論のときよりもレベルが高いものとなりますので、お値段の目安は50万円〜となります。ただし、お客様の状況ならびにご希望次第ではこの限りではございません。

卒論と同様、申込時にまとまった金額が用意できないお客様のために、一時金をお支払の上、身分証明書のコピー+賃貸消費契約書を締結の上で分割払いとすることも可能となっております。

国立大学の年間授業料がおよそ60万円であることを考えると、卒論で半期分、修論で一年分のお金を払う必要があるみたい。月収30万円の人の時給は約2千円なので時給2千円で考えると、卒論で125時間、修論で250時間ぐらいの労働。一日6時間論文執筆に費すとして、卒論で21日くらい、修論で42日くらい。週休2日で卒論で1ヶ月ちょっと、修論で2ヶ月ちょっと。教員の指導を良く理解し、卒論や修論がかけるほどのデータを用意することは依頼者の責任らしいので、それから考えるとお金を払わず自分でやっても大差ないんじゃないのかなと思う。日本人が英語の論文を書くとかいう話ならば別だけど。

Yahoo オークションのキャッシュは安い。経済系の完成形論文が3000円で買える。途中バージョンも含めて10,000円だとのこと。この記述からすると実験や調査を特に必要とせず、文献をまとめる形の卒論であり、かつ、先生とテーマを検討しないのであればまあ通るかもしれない。10000円で単位が買えるのであれば、まあ、お得かも。

卒論や修論を書くことで自分の能力向上を目指す気が全くなく、かつ、数十万円ものお金を払うつもりの学生がいるのであれば、大学側も、お金で卒論の単位をあげてしまえば良いのに。ただし、卒業証書には「学士(**、卒論特別免除)」というようにして、一目でわかるようにして。どうせ、社会が卒論をかける程度の能力を求めていないのであれば、かっこよいか悪いかの問題だけで誰も気にしないだろうし。大学も臨時収入があってうれしい。指導教員もやる気のない奴は放っておいてやる気のある奴に力をそそぐことができる。やる気のある学生は教員から指導が受けられる。やる気のない学生は単位をお金で買えてハッピー。