やはり危機に瀕していたIT業界の「モラル」

「詳細設計書を客先に提出し,検収していただいたにもかかわらず,実装段階で追加仕様が発生することが多々ある。ユーザー企業のモラルは問われないのだろうか?(中略)仕様書の改版に疲弊した現場では,テストが軽視されるという悪循環が見られる」(インテグレータ勤務,30代)

システム開発の案件では,顧客企業側に問題があるケースも少なくない。実際の開発を始めてからの仕様変更などを,当たり前のように言ってくる。顧客企業側のモラルも問題だと思う。レベルの低い顧客とばかり付き合っていれば,レベルの低いシステム会社が育つのは,仕方がない気がする」(インテグレータ勤務,30代)

ソフトウェア開発において、問題の認識とその問題を開発するソフトウェアの設計が結びついているために起こる問題。問題の分析を一発でできるのであれば、この問題は起こらない。やってみなければ、わからないことが多くある。