理論優先と問題解決優先

成層圏の向こうでは:理系のステレオタイプ化とその是非の後半部分


僕は,自分自身の経験も含め,基本的に「文系」「理系」のどちらかを選択するというやりかたそのものに問題を感じてきたクチです(この文章で,「文系」「理系」と「 」つきで書いているのは,僕のそういう意識の反映です)。多くの人が指摘するように,文系にカテゴライズされている研究分野の多くにおいて,科学的な議論の仕方は重要だし,理系コースを選んだからと言って,言葉による説明能力をはじめ,文系科目(とみなされるもの)の知識・能力がないのでは結局困ることになります。 更に,今後日本が生き延びるには,社会全体として科学や技術に取り組むことに理解を持つことが必須だとも思っています。
に賛成です。

科学の発祥が哲学由来であり、哲学から数学と論理学が生まれ、現在の**科学の基盤、もしくは道具・言語として数学と論理学が
使われています。世の中の職業を主として数学と論理学を使うか?使わないか?で分ければ、文系理系という区別は意味をなしません。

現在多くの人が使っている文系と理系という言葉は、理論優先の分野と問題解決優先の分野の違い。もしくは物やサービスの生産者とその生産物の流通・管理を行う者の違いの方がしっくりと来ると思います。