Twitter上で寄り添う際のアカンふるまい

Twitter上で大量に言及されているAさんをみて、「Aさん、大変そう。『私はAさんを支えるよ』ということを伝えたい」と思ったとき、避けるべきふるまいはただ一つ「言及する側に餌を与えない」ということ。

「よっしゃ、Aさんに代わってあいつら論破してやる」とか「あいつらは屑だということをAさんに示して、気にしなくてもよいとわかってもらおう」とかいうマインドセットだったら、それは寄り添うという振る舞いに結びつかない。無能な味方の振る舞い。

ネット上でのコミュニケーションでしんどいのはどの部分にあるかといえば、受け手が1人であるのに対して、は多数であること。送り手側の認識としては、受け手と1対1でコミュニケーションとっているつもりでも、受け手からすれば、1対多のコミュニケーション。入れ替わり立ち替わり、議論の経緯も、議論の対象も、異なる人がどんどんとメッセージを送ってきている。数人ぐらいならば対応できても、10人、数十人となれば対応するのは無理。疲弊する。

このため、寄り添うならば、送り手からのメッセージを増やさない振る舞いをするのが重要となる。以下は、「言及する側に餌を与える」振る舞いの例

  • 「私はAさんを応援しています。こんな風に言ってくるのはリアルでは何にもできないごくつぶしの屑ですから、気にしないでよいです。本当に屑どもは死ねば良いですよね」
    • 言及側に対して人格批判や属性批判をする。この人格批判や属性批判に対する反応でメッセージが増える。
  • 「私はAさんを応援しています。Aさんに絡んできたBさんが言っている****ということは、****だから全く筋が通らないです。気にする必要はありません。」
    • 議論に参戦する。この言説への反論の際にAさんを巻き込み、メッセージが増える。議論したいならAさんとは別個に自分で議論をスタートすべき。

いまさらながらWebページは参考文献にするのは難しい

以下の記事を読んで思った事「サービス提供主体自体が廃業するならばともかく、存続するのに掲載記事を削除するのか」
news.yahoo.co.jp

Yahoo!ニュース 個人では、オーサーとの契約が終了した際には、記事の掲載もあわせて終了することとしています。これは、契約終了後の記事の問い合わせ対応において、Yahoo!ニュース 個人側では事実確認をすることができない、時間の経過によって状況が変わった際などに追加の記事の配信をお願いすることができないなどの理由によります。ただし、例外的に、契約終了後も記事掲載を継続する場合があり、今回の山本一郎氏のケースにおいても、掲載継続のご要望があり、訴訟に関わる記事もあることも踏まえ、契約終了後も掲載を継続しておりました。

そもそも、新聞や雑誌、本など、物理媒体での出版物は、いちど出版したものをなかったことにするのは難しい(当該出版物の保管の責任がその出版物の所有者に移転するため)。この性質があるため、たとえ出版元が廃業したとしても、既に流通している出版物はそのままであるので、その出版物を正当な方法で閲覧できる蓋然性は高い(国会図書館もあるし)。

一方で、Webページはその出版物の保管は出版元が行っており、保管にはコストがかかる。さらに、今回のYahoo Japan!のように、出版元の判断で流通自体を止めることができる。このため、流通停止後にその出版物を正当な方法で閲覧できる蓋然性は低い(Web Archiveがあるけれども)。

私が考える専門書や論文の参考文献の位置づけは以下の通り。
next49.hatenadiary.jp

参考文献リストの位置づけ

参考文献リストは、論文中の引用の元となる文献や論文中で利用している先人の成果が記載されている文献にアクセスするために必要な情報をリストアップしたものです。なぜ、リストアップしなければならないのかといえば、読者が疑義を覚えたとき、興味を覚えたときに、その文献を直に読めるようにするためです。

このため、論文の想定読者がアクセスできない文献を参考文献として使うべきではありません。ただし、ここでいう「アクセスできる」というのは「そこそこの労力や対価を払えば読むことができる」という意味です。

もともとWebページは自由なタイミングで編集されてしまうことから、参考文献にすべきではないとされてきたけれども(今はどうしても必要な場合には参考文献とする。その際にはいつのバージョンなのかを記載する)、そもそも、その存在がなくなってしまうのでは、心許ない。

ジャーナリストや専門家の方がWebメディアでどんどん発信するようになっている今日、10年後、20年後にはその発信した記事が消えてしまいアクセス不可能になってしまうならば、10年後、20年後の専門家や研究者、ジャーナリストはすごく苦労するんだろうなぁと思う次第。

Yahoo Japan!は日本での位置づけを考えると、その掲載記事について自分から「国立国会図書館インターネット資料収集保存事業」に定期的に掲載記事を提示しても良いのではないか思うところ。
warp.da.ndl.go.jp

国立国会図書館インターネット資料収集保存事業は、収集対象に民間含んでいないみたいだから。

Q: どのようなウェブサイトを保存していますか。
A: 国の機関、都道府県、政令指定都市、市町村、市町村合併の法定合併協議会、独立行政法人や特殊法人等の法人・機構、大学、イベント、電子雑誌などを保存しています。
よくあるご質問より)

ニコニコ動画とかの日本を主戦場としている動画メディアが廃業するとき、そのコンテンツをちゃんとサルベージしておかないと、その20年後、30年後の人文系の面白ネタや研究ネタが消えてしまって悶絶する人続出になってしまいそう。

Gitトラブル:fatal: your current branch appears to be broken

はじめに

仕事で使っているファイルを管理しているGitリポジトリが壊れた。
HEADのハッシュ値が壊れたという主旨のメッセージが表示される。

環境

現象

TortoiseGitにおいて、同期(pull, push)を行おうとすると以下のようなメッセージがでる

ブランチ「origin/master」を把握していないため何をプッシュするか不明です

ログを見ようとすると以下のメッセージがでる。

Could not get all refs,
libgit2 returned: currupted loose referece files:
ref/remotes/origin/master

他にもHEADのハッシュが壊れているという主旨のメッセージが表示された。

解決法

以下のページに従い作業することでローカルのHEADのハッシュは回復できた。なお、私はmasterブランチで作業をしていた。
qiita.com

以下が手順の概略。

まず、Git for WindowsのGit Bashを使ってターミナルを開く。Gitで管理しているディレクトリに移動する。

% cd 当該ディレクトリ

ログファイルを確認する。一番下の文字列が最新のコミット結果となる。

% tail .git/logs/refs/heads/master
~中略~
413b545fa4347c7e1855408679fde9fc2cb51e4a 1498fd593267a919acdf993395c3999ac55c3ec9 ユーザ名 <メールアドレス> 1615903822 +0900 pull -v --progress origin: Fast-forward
1498fd593267a919acdf993395c3999ac55c3ec9 0c4847d281cd8e9ad3592a2d2bd5e486b5c38efc ユーザ名 <メールアドレス>  1615992344 +0900 pull -v --progress origin: Fast-forward
0c4847d281cd8e9ad3592a2d2bd5e486b5c38efc a2f1ef9f29da07869d0cea88a968dd49b47687a1 ユーザ名 <メールアドレス>  1616036296 +0900 commit: コミットコメント

最終行の2列目「a2f1ef9f29da07869d0cea88a968dd49b47687a1」を.git/refs/heads/masterにコピーし、保存する。

% vim .git/refs/heads/master

その後、以下のコマンドを実行する。

% git stash save test

復帰したことを確認する。エラーがでなければとりあえず、ローカルのHEADは復帰している。

% git branch 
% git log

同様に.git/refs/remotes/origin/masterの最後の行の2列目のハッシュ値を.git/refs/remotes/origin/masterにコピーする。

% tail .git/refs/remotes/origin/master
% vim .git/refs/remotes/origin/master

以上で、復旧した。

リンク:コーエーテクモの襟川氏の記事

コーエーテクモの襟川夫妻の記事のリンク。

襟川恵子氏の株式投資に関する記事
www.nikkei.com

「三国志」や「信長の野望」などのゲームシリーズで知られるコーエーテクモホールディングス(3635)は、実は多額の手元資金を株式などで運用する機関投資家としての顔も併せもっている。1200億円もの運用資金を一手に引き受ける襟川恵子会長に、投資経験や運用哲学を聞いた。

襟川恵子氏の株式投資に関する記事その2
froggy.smbcnikko.co.jp
froggy.smbcnikko.co.jp


襟川恵子氏の生い立ち
tokyo.whatsin.jp
tokyo.whatsin.jp
tokyo.whatsin.jp

襟川陽一氏の生い立ち
tokyo.whatsin.jp
tokyo.whatsin.jp
tokyo.whatsin.jp




襟川恵子氏と襟川陽一氏へのインタビュー記事。すごい面白い。シブサワ・コウって、プロデューサーチームの名称かと思っていた。
news.denfaminicogamer.jp

既存の発想にとらわれず、常に自分たちの頭で考えてきたコーエー35年間の軌跡を、本邦初となる襟川社長・会長夫妻同席の取材で聞いた。


襟川恵子氏のパワーあふれる一面がわかるエピソード
note.com

和田:スクウェア社長時代には、元々CESAに対しては批判的でした。 ですが、皆さん真面目にやってらっしゃいますし、当時の渡辺専務理事がずっと私のところに説得に通ってくださっていて、あまりにも申し訳ないから参加するようになりました。

その内に、当時の辻本会長から暴力ゲームの話が出ました。これは滅茶苦茶に拗れまくっていて、下手すると大幅規制か不買運動になりそうなレベルでした。 私が副会長くらいだった時(確か広報担当でした)、さすがに危ないという話をしたら、じゃあ和田さんやる?と辻本さんから言われて。また、全然違うところで襟川さんからもやれと言われ。襟川さんなんか凄い理屈でしたよ。「私は忙しい、あなたやんなさいよ。私は社長と主婦だけど、あんたは社長だけでしょう。だからあんたの方が暇なはず!」

ともかく、確かにかなりまずい状態になっていたので、その時は、暴力ゲーム問題解決をCESAのアジェンダとして明確に掲げ、引き受ける事にしました。


採用向けページなのに強い。
www.koeitecmo.co.jp

コーエーテクモの誇るところは、30年以上の社歴を持つ欧米を含めた世界のメジャーなゲームソフト会社の中で一度も赤字に陥ったことがない唯一の企業であることです。当社もメジャーに入るのかな(笑)。社内システムを整えてゲーム開発の「見える化」を図り、常に全社をあげて改革を進めてきました。大規模なリストラもしないで今日にいたっていることは、社員の努力の賜でもあり、誇りに思います。

With 娘さん。
www.famitsu.com

恵子さん 
それより前は、シブサワ・コウは私のバイトだったんですよ。部下としてこき使っていたの(笑)。

www.famitsu.com