メモ:米連邦準備理事会のパウエル議長議会証言(2019/7/10, 11)より

米連邦準備理事会のパウエル議長議会証言より日本に関する発言および財政政策に関する発言。
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【日銀】

この四半世紀の日本の経験から学ぶことは非常に多い。日本では物価上昇率が0%近辺に下がった状態が長期間続いた。日銀は物価上昇率を高めるために資産購入の拡大や(低金利を長期間続けることを約束する)フォワード・ガイダンスの導入など、様々な政策を試してきた。日銀は今も物価上昇に向け奮闘しているが、まだ(物価目標は)達成されていない。2%の物価上昇率を大きく下回りたくない。後手に回らないようにするのが、日本から得た教訓だ。物価目標に向け、様々な政策手段を活用していくことを強く約束している。

【財政】

財政政策は強力だ。金融危機後は財政出動で経済を押し上げる必要が高まった。もし深刻な経済の悪化が起きたなら、財政政策を活用することが重要で、金融政策だけに責任を負わせるのは好ましくない。

~後略~