PragerUという良く作られた政治的YouTubeチャンネル

TwitterのタイムラインにてYouTubeのPragerUチャンネル「男の子への戦争(War on Boys)」が紹介されていた。興味深い内容だった。

面白かったので他の動画もチャンネルで探したところ「Big Tech Is Big Brother」も「へぇー」という内容だった。で、他にもと動画のリストをみたところ「あれっ?」と思うラインナップ

  • 大学への寄付をやめよう
  • ファシズムは右翼? それとも左翼?
  • 穏健なイスラム教徒はどこにいるのでしょうか?

このチャンネルの説明をさがしたところen.wikipediaにページがあった。PragerU(Prager大学)は保守、右翼的な位置づけからさまざまな政治的、経済的、哲学的話題の動画を作成するアメリカの非営利組織であるとのこと。大学を名乗っているけど学術組織ではないとのこと。
en.wikipedia.org

PragerU, short for Prager University, is an American non-profit organization that creates videos on various political, economic and philosophical topics from a conservative or right-wing[1] perspective. The videos are posted on YouTube and usually feature a speaker who lectures for about five minutes.[2]

PragerU is not a university, nor is it an academic institution. It does not hold classes, and does not grant certifications or diplomas and is not accredited by any recognized body.[3]

動画の長さは5分くらいでアニメーションを使って分かりやすく作られている。率直にいってよくできている。免疫がない人がみるとかなりやばいと思う。ある政治的立場から発せられている動画であるという点を理解した上で摂取するのは問題ないが、中立な学術的意見とか、「中立なジャーナリスト」視点の情報発信と受け取ってしまうとだいぶ認識が曲がる。

「 男の子への戦争(War on Boys)」について

この動画が面白いと思ったのは以前に「日本は小学校教員の男性比率が他国と比べて高い」というのを読んでいたため。以下のサイトによるとアメリカは女性教員が9割弱。こういうところに「男の子への戦争(War on Boys)」がある程度の信ぴょう性をもつ背景があるのだと感じた。なので、日本にはそのまま持ってこれない議論。途中の「読む本を興味の持つものにしよう」というのは良い提言。でも、男の子限定にする必要はない。
honkawa2.sakura.ne.jp