対象言語とメタ言語を用いた言葉遊び

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なんの目的でこういう問題が出たのかわからないけど以下の解答例は対象言語とメタ言語を用いた言葉遊びのように見える。

  1. この文は一行目である
  2. この文は一行目ではない

(箇条書きの番号は next49)


文の内容ではなく、文の位置というメタ情報を使って「AはBである」「BはAでない」を実現している。対象言語とメタ言語を使ってパラドクスを作ると意味論的パラドクス(意味論的パラドクス)になる。たとえば、「『この文は偽である』は真であるか」(ja.wikipedia: 自己言及のパラドクス

別の方法としては、リンク先エントリーのトラックバックにもあるとおり、包含関係にあるAとBを使って「AはBである」「BはAでない」も書くことができると思う。

猫は動物である
動物は猫ではない

量の話を付け加えると上の例は以下のようになる。

  • (すべての)猫は動物である
  • (すべての)動物が猫(であるわけ)ではない

その他のトラックバックの例は「AはBである」「BはAでない」になっていないと思う。

もともとの問題を勘違いしていた。AとBの順番をいれかえないのか。