私は民主主義を勘違いしている

みわよしこさんの国連女性差別撤廃委員会に関するエントリーを読んでいて「レポートを出したり、ロビーイングが必要ならばそれは公平じゃないのではないか」と反射的に思ってしまった。でも、よく考えてみると神ならぬ身である人間にとっては、知らないことは知らないので、誰かに教えてもらう必要があるのは当たり前。私だって学生に「私は神様じゃないので、ちゃんとアウトプットを出してがんばっていると納得させて」とお願いしている。私に対するレポート提出やアピールは「良いこと」で国連女性差別撤廃委員会に対するレポートやロビーイングが「悪いこと」というのは筋が通らない。だから、私に認知の誤りがある。

たぶん、この認知の誤りの根本にあるのが民主主義というのはなんかよくわからないけど弱者を助けて公平なもので、かつ、私が何をしなくてもそれを遂行してくれるというイメージが私の中にあるのだと思う。これは、民主主義でなくて神様や英雄、理想的な君主による統治。