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リンク:妊娠のしやすさグラフ

グラフが元のグラフと違っているというのも重要だけどそもそも「妊娠のしやすさ」というのをどう測ったのかについて新聞で裏とりしないのは何故?メディアリテラシーの事例と使うのに良いと思う。

文部科学省が高校生向けに作製した保健教育の副教材で、妊娠のしやすさと年齢の関係を示すグラフについて、加齢による妊娠しやすさの低下が、引用元として明記された論文よりも急激に落ち込む、誤った数値で掲載していたことが25日分かった。既に全国の高校への送付が始まっており、同省は訂正した別紙を送付するなどして対応する方針。
毎日新聞:文科省:妊娠副教材で誤った数値掲載より)

文部科学省が7年ぶりに改訂した高校生向けの「保健教育」の副教材で、妊娠のしやすさと年齢の関係を示す折れ線グラフを掲載する際に、根拠となる論文の数値を誤って引用していたことがわかった。

改訂版は約130万部が印刷され、8月上旬から全国の高校への配布が始まっており、同省は各校に誤りを通知するとともに、訂正した別紙を送付することなどを検討している。

副教材は、「健康な生活を送るために」(A4判、45ページ)。改訂版では妊娠や出産に関する記述を従来の2ページから4ページに倍増。このグラフは、「医学的に、女性にとって妊娠に適した時期は20代であり、30代から徐々に妊娠する力が下がり始め、一般に、40歳を過ぎると妊娠は難しくなります」という説明文とともに、今回新たに加えられた。

グラフでは、妊娠しやすい時期のピークが22歳で、その後は下降しているが、根拠にしたという米国の大学の研究者の論文(1998年発表)では、22〜25歳はほぼ横ばいになっていた。文科省によると、グラフは改訂にあたって、内閣府から提供を受けたといい、内閣府の担当者は「内閣府で論文のグラフをもとに作り直した際、数値を誤った」としている。副教材の配布開始後、インターネット上で誤りを指摘する書き込みが相次ぎ、発覚したという。
読売新聞:「妊娠しやすさ」グラフに誤り…保健体育副教材

全国の高校1年生に2学期から配られる保健体育向けの副読本で、「女性の妊娠のしやすさと年齢」のグラフに表示ミスがあったことがわかった。根拠となる論文のグラフと異なっていた。文部科学省は正誤表を教育委員会や学校に配る。

副読本は「健康な生活を送るために」(A4判45ページ)で、改訂に合わせて文科省内閣府が作成。副読本として初めて男女の不妊問題を記載した。

表示ミスがあったのは、妊娠・出産に関する項目で「医学的に、女性にとって妊娠に適した時期は20代であり、30代から徐々に妊娠する力が下がり始め、一般に、40歳を過ぎると妊娠は難しくなります」という文章につけられた折れ線グラフ。妊娠のしやすさを示す数値が22歳をピークに25歳まで緩やかに下がり、25〜30歳はさらに大きく下がる。だが、根拠とした米国の学者の論文のグラフは、22〜25歳がほぼ横ばいで、25〜30歳の下がり方も副読本より緩やかだった。

21日の公表後、インターネットに間違いを指摘する書き込みがあって発覚した。内閣府によると、副読本作成に関わった産婦人科医から提供された論文のグラフを内閣府側が見やすく加工する際に、元の数値からずれたという。担当者は「確認が不十分だった」としている。(畑山敦子)
朝日新聞:妊娠しやすさグラフに誤り 高校副読本、正誤表を配布へ

このグラフの出典に関して調べてくれているエントリー

このグラフは何のグラフなのかの説明

じゃあ、妊娠のしやすさや出産のしやすさなどに加齢の影響がないかというとあるよという説明

関連過去エントリー

追記(2015年9月2日)

遅いし、ソースが明らかじゃないけど毎日新聞Good Job!

文部科学省が作製した高校生向け保健教育の副教材で、女性の妊娠のしやすさの年齢による変化を示すグラフ(図<1>)に誤りがあった問題で、差し替え後のグラフ(図<2>)でも、加齢によって低下する性交頻度の影響を除いていないため、女性の肉体的な妊娠しやすさとは大きく異なるグラフとなっていることが1日分かった。
〜中略〜

図<1><2>はもともと、避妊をしていない既婚女性が、月経周期の1カ月で妊娠する確率を年齢別に示したもの。性交の頻度や異常のない卵子排卵される確率、精子の運動能力、着床確率など女性だけでなく男性も含めたさまざまな要因が含まれ、女性の肉体的な妊娠しやすさを表すことにはならない。
〜後略〜

毎日新聞:文科省:「女性の妊娠しやすさ」グラフ、訂正後まだ不適切 高校生向け教材より)