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まずインプット&相談時に録音&卒業できないことの方が怖い

研究

kuuuさんからいただいたコメント。

突然コメント失礼します。
私は今文系で、卒論を書いています。
この間、ゼミで発表だったのですが、考察を考えてないから論文書けないよと言われてしまい、考えているのですが思いつきません。
だんだん自分がやりたいことなのかさえ分からなくなってきて苦しいです。就活もあるのにもうくちゃくちゃで、気晴らしに本屋に行ってしまったり現実逃避してるのではと思ってしまいます。
先生は怖くて相談できないし、どうしたらいいのか…。
つらいときは自分に言い聞かせよう「三ヶ月後の自分はきっと笑えている」より)

本来、傾聴&共感から入るべきですが、それは学内カウンセリングサービスの方で行っていただくことにして。

ゼミでの発表、質疑応答、先輩および教員との相談はすべて録音しましょう

この間、ゼミで発表だったのですが、考察を考えてないから論文書けないよと言われてしまい、考えているのですが思いつきません。

たぶん、教員あるいは先輩はこのようなことを言っていないと思います。というのは、考察というのは先行研究に基づき構築してきた論や調査/実験結果から展開するものであり、考察から論文の構成を作るというのは筋が良くないからです。いくつかの話をまとめ過ぎているか、用語を勘違いしている可能性があります。

最近はスマートフォンに録音機能が標準で搭載されていますので、ゼミでの発表、質疑応答、先輩および教員との相談はすべて録音し、その日のうちに自分用の議事録(可能ならば指導教員に「ご指導いただいたこと」としてメールで送る)を作っておきましょう。

考えるのを一旦やめて、インプットしましょう

この間、ゼミで発表だったのですが、考察を考えてないから論文書けないよと言われてしまい、考えているのですが思いつきません。
だんだん自分がやりたいことなのかさえ分からなくなってきて苦しいです。

自分の手元に材料が揃っていないのに、考えてもいつも同じ結果しかでてきません。ぜひ、材料を揃えましょう。まずは、卒業論文の書き方や卒業研究の進め方についてインプットするのが良いと思います。以下の本などを読んでみてはいかがでしょうか。どれも短いので1〜2時間で読めると思います。

上記を1〜2冊読んだあとに、所属しているゼミの2〜3年前までの卒業論文を5本くらい読んで見てください。そうすると、どういう結果が求められているのかの目安がつくと思います。

上記の本や先輩の卒業論文を読むと、結局、重要なのは「問い」であることがわかると思います。「問い」について明確化するために、自分が書きたい事柄の関係文献を読み直してください。

指導教員に詰められることと卒業できないことのどちらが怖いか検討してみる

先生は怖くて相談できないし、どうしたらいいのか…。

こちらをどうぞ。

卒業しようと努力する学生に対して、ほとんどの教員は支援したいと考えています。kuuuさんが行うべきことは、努力していることを教員が理解しやすい形にして、相談時に持っていくことです。アウトプットはどういうものがあるかというとたとえばこういうものです。

では、どうやれば「あなたが努力している」と教員が認識するようにできるかですが、基本的に指導教員に過程を成果の双方を見せつけます。指導教員はエスパーではないので、あなたの内面にあるものを見ることはできません。常にあなたの外にでてきたものだけが指導教員の評価の対象になります。

努力の評価対象は以下のとおりです。

  • 指導教員が研究室であなたが研究しているのを知ったという事実(指導教員が知らなければ意味はない)
  • 研究を行ううえでの課題や疑問
  • 研究を行う上で今困っていること
  • 文献調査の結果
  • 実験方法の提案と実験結果
  • 各種図や表
  • 各種数式
  • プログラミングコード

これらを進捗報告のメール、ゼミでの定例報告、指導教員への個別相談などで、指導教員の目の前に見せ付ける必要があります。重要なのは、あなたがいくら努力していたとしても、上記のような評価対象となるアウトプットがあることを指導教員に認識してもらわなければ意味がないという点です。
防御的研究室生活の手引きより)

その他こちらもどうぞ。